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≪藝大映画週間≫
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【藝大映画週間】東京芸術大学大学院映像研究科修了制作展渋谷上映を記念してトークイベントを催します。

《修了制作展公開講評会 第一回UMA会議(仮称)》
修了制作展渋谷上映2日目の5/20(日)に、以下の通り修了制作作品を巡ってトークイベントを催します。

場所:プロローグ(Q-AXビル1階)HP
日時:5/20(日)
住所:渋谷区円山町1-5
18:30開場(1階プロローグ入口にて受付)
19:00トークイベント開始
ゲスト 山根貞男(予定・映画批評家)
    中原昌也(ミュージシャン・小説家)
    黒沢清(映画監督・東京芸術大学大学院映像研究科教授)
    +修了制作各監督たち
司会  筒井武文(映画監督・東京芸術大学大学院映像研究科准教授)

終了予定 20:30ごろ
軽食付・フリードリンク制
当日1500円均一(定員約80名・先着順での受付)

修了作品について、UMA(Unidentified Movie
Animal)=藝大修了生たちに対して建前なしで率直な意見をぶつけてもらう公開講評会。ふるってご参加下さい。
東京芸術大学大学院映像研究科第一期生修了制作展公式HP
http://www.fnm.geidai.ac.jp/eiga_shuryoten/
■東京藝術大学大学院映像研究か第一期生終了制作展

私は正直言って、たかが2年間映画の学校に通っただけの若者にここまでハイレベルな作品が撮れるとは思ってもみなかった。断っておくが、私は何も教えていない。彼らは自らの手法を勝手にあみだし、熱意と努力と、それからめいめいが生まれ持った才能を駆使して、恐るべき作品を作り上げた。いちどきに、しかも大量に。我々は画面の隅々から放たれる強烈な映画の光芒に圧倒され、俳優の指先まで充満する張り詰めた精神に驚嘆し、かすかな風の音と、カメラがふっとここに、間違いなく世界映画の最前線である。
映画専攻教授 黒沢清

上映作品
『A Bao A Qu』
85分/35mm/カラー
監督・脚本:加藤直輝/原作:増田圭祐「ベティ・ペイジよ、安らかに眠れ」/製作:杉原永純/撮影:久保田智/美術:竹内郁恵/録音:南徳昭/編集:鈴木宏/楽曲提供:boris/音楽:裏道/音響デザイン:森永泰弘
出演:中泉英雄、広瀬斗史輝、河合青葉、石井順也、梓
人のなかに潜む自己崩壊への抑えがたい衝動を描き続ける加藤直輝の集大成的な長篇であある。タイトルは、「千夜一夜物語」に出てくる怪物の名前(ア バオ ア クー)。9年前の連続通り魔事件をモチーフとした小説で時代の寵児となった小説家が、犯人の弟を主人公として続編を書き始めるが、犯人の弟が兄の遺志を継ぐかのように現れ、小説とも現実とも判断不能な世界が展開していく。映画的、道徳的、音響的実験に果敢に取り組んだ作品で、エドワード・ヤンの『恐怖分子』との親近性は明らかだが、雨の広場で、9年前恋人が殺された女性が現れ、長い独白を行う場面の創造性は彼独自のものである。

『エイリアンズ』
35分/HD/カラー
監督・脚本:渡辺裕子/製作:小山雄三/撮影:古屋志乃/照明:馬場一幸/美術:原尚子/録音・整音:三好紗恵/衣裳:川野明/音楽:宮内康乃/三絃・歌:鈴木真為
出演:作間ゆい、山田邦衛、リリィ、重盛次郎
渡辺裕子は、あの田中陽造をして傑作と言わしめたSF作品『惑星ブーケ』の作者である。新作『エイリアンズ』は彼女のオリジナルで、その新境地が垣間見られる。湖のほとりで倒れていた記憶喪失の女リカを助けた郵便配達員アタルは性同一性障害であった。ふたりはリカの過去を調査し始める…。架空の村社会を舞台に、湖の蛇の視点を導入して、現代の神話的な世界を構築しようとするんだが、この作品の魅力は、作者の意図に反して現れてくるユーモアである。これは喜劇ではないのに、ひたすら可笑しいのである。次回作は、中国を舞台にした日中合作になる渡辺からは当分目を離せない。

『from DARK』
61分/35mm/B&W
監督・脚本:大門未希生/製作:大野敦子/撮影:北川喜雄/照明:湯澤祐一/美術:三ツ松けいこ/録音:犬塚昭和/編集:鈴木宏/整音:森永泰弘/音楽:森本裕子/CG:高柳陽/キャスティング:オガワシンジ
出演:大下源一郎、千代谷美穂、ミョンジュ、中原和宏、鬼界浩巳
圧倒的な描写力で邪悪なカルト的作品群を生み出してきた大門未希生の最新作。流星が降り注ぎ、正体不明の疫病が流行するという終末的な世界観のなかで、人里離れた山中にある降智研究所の研究員と彼を訪ねた恋人が見たものとは…。どことなく、50年代のアメリカ低予算ホラーを思わすテイストであり、エイリアンの襲来から人が消えていく異様な密室世界の構築に、見事なモノクロ撮影が貢献している。特に泡をふく黒い物体や白い液体などの不気味さは特筆に価する。ワクチンが入ったダンボールが投げ落とされる場面の画面連鎖も秀逸。

『CREEP』
52分/35mm/カラー
監督・脚本:酒井耕/製作:白水総一郎/撮影:飯岡幸子/美術:塚本周作/録音・整音:三好紗恵/編集:福岡典子
出演:広瀬斗史輝、初音映莉子、斉藤陽一郎、渡辺真起子、佐野和宏
神代辰巳にも通じる軟骨的な映画文体をもつ酒井耕が放つロードムーヴィー的な奇妙な味の中編。酒井は、家出した男女(広瀬斗史輝、初音映莉子)、地質研究者(斉藤陽一郎)、元大学教授の世捨て人(佐野和宏)、その元恋人だった占い師(渡辺真起子)という一癖も二癖もある人物たちを人里離れた山中のログハウスに集めて、その科学変化を観察する。年の離れた2組のカップルの間を、斉藤が揺れるのが面白い。教授が水槽に作っている土礫の層が魅力的なマチエールを形成する。そこに、突如、地震が直撃するのだが…。なお酒井耕は長篇デヴュー作『ホームスイートホーム』が公開待機中である。

『兎のダンス』
41分/HD/カラー
監督・脚本:池田千尋/製作:田中深雪/撮影:馬場一幸/美術:三ツ松けいこ/録音:甲斐田哲也/編集:福岡典子/録音:三好紗恵/音楽:山田耕治
出演:伊藤沙莉、大森百香、三浦誠己、渡辺真起子
『人コロシの穴』がカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門で評判を呼んだ池田千尋の最新作。思春期の女性に向ける繊細な眼差しにおいて、群を抜いた資質を発揮する池田は、ここで離婚した母(渡辺真起子)に育てられた姉妹が祖父の死に立ち会うなかで起こる、さまざまな葛藤に目を向ける。とりわけ、13歳の姉(伊藤沙莉)が、深夜、川を釣り舟で漂い、追いかけてきた母の新しい恋人(妹と違い、姉はなつけない)と対峙する場面に漂う叙情が素晴らしい。少女は水に浸かりながら、祖父の形見のハーモニカを追悼の想いをこめて吹くのだ。なお池田は初長篇作『四谷怪談』も公開待機中である。

『心』
64分/HD/カラー
監督・脚本・編集:月川翔/製作:筒井龍平/撮影:定者如文/美術:金林剛/録音:森永泰弘/音楽:平本正宏/脚本協力:和田清人
出演:利重剛、伊藤栄之進、原野々花、斎藤歩、役所広司
若さを武器にダイナミックな作品を連発した月川翔が、自らのすべてを投入した入魂の一作。月川版『罪と罰』と呼びたい本作は、計算された画面設計もあいまって、異様な緊張感を醸し出す。7歳の少年が消火器を落下させ、主婦を死亡させるという事件を発端に、連続女児殺害事件が起きた10年後の現在、加害者家族と被害者家族を合わせ鏡のように対峙させる。被害者の息子が働く亜鉛メッキ工場などの環境描写が素晴らしく、また加害者の父である刑事を演じる利重剛を初めとする演技陣の充実振りも凄い。役所広司の精神科医の存在感、聾唖の加害者の妹を演じる原野乃花の美しさも心に残る。

公式HP:http://www.fnm.geidai.ac.jp/eiga_shuryoten/


■東京藝術大学大学院 映像研究科 映画専攻第1期
黒沢清・北野武ゼミ制作作品

「[新訳]今昔物語」

日本最古の物語を、日本初のナショナルフィルムスクールが映像化。
2005年に話題となった東京藝術大学映画大学院映像研究科の新設。その第1期生達が、黒沢清監督や北野武監督そして多くの教授陣に学び取り掛かったのは、「今は昔…」で始まる作者不詳の日本文学の古典「今昔物語」。一千年間に渡って語り継がれてきた物語を現代に読み直し、4編に凝縮されたドラマのエッセンスを、4人の監督が歌劇に映像化しました。

『Wrestler Jeanne』
監督:渡辺裕子/脚本:田中幸子/原作・今昔物語「悪人人生」
出演:浦井百合、AKINO、鬼界浩己
ジャンヌは、かつて圧倒的な強さと人気を誇った女子プロレスラー。しかし、彼女が酒に溺れていたある日、一通のファンレターが届き、予想外の事態へ。ジャンヌが再起できるかを綴るヒューマンストーリー。

『女の事情』
監督:月川翔/脚本:大石三知子/原作:今昔物語「法くらべ」
出演:インリン・オブ・ジョイトイ、戸田昌宏、松木里菜、尾崎恵
いつもの朝、夫が結婚記念日を忘れていたことから始まる事件。謎が謎を呼ぶスリリングなサスペンス。

『見通しの良い道』
監督:大門未希生/脚本:和田清人/原作:今昔物語「女盗賊」
出演:柳ユーレイ、つぐみ、野田沙也香、クロちゃん(安田大サーカス)
その道は、見通しが良いのに、よく事故が起きる。男は、婚約者の身の上に起こった真実を求めて、その道の不思議に呼び寄せられていく。独特の抑えたトーンで綴られる戦慄のミステリー。

『渚にて』
監督・脚本:加藤直輝/原作:今昔物語「舞茸」
出演:中泉英雄、梓、安間里恵、田代功児、珍しいキノコ舞踊団
茸を盗み出す使命を達成したスパイを待ち受けていたのは、その命を狙う刺客であった。さらには修道女との出会い。茸を口にした修道女たちは、急に辺りを歌い踊る。追われるスパイが辿り着く港での出来事をハードボイルドに語るアクション。

エグゼクティブプロデューサー:藪考樹/プロデューサー:筒井龍平、川端基夫
撮影・照明:馬場一幸、古屋志乃、飯岡幸子、北川喜雄、久保田智/整音:森永泰弘、三好紗恵/美術:竹内郁恵、塚本周作、原尚子、金林剛/編集:福岡典子、鈴木宏、島村隆/制作:橋本渉、杉原永純/アートディレクション:ファイヤーワークス/宣伝:梶谷有里/アシスタントプロデューサー:白水聡一郎、田中美知太郎/宣伝協力:ニフティ/製作協力:モブシネマパートナーズ/製作:東京藝術大学大学院映像研究科

公式HP:http://www.new-konjaku.jp


■上映スケジュール

5月19日(土)〜24日(木)
東京藝術大学大学院映像研究科第一期終了展
5月19日(土)Aプロ『A Bao A Qu』『エイリアンズ』
5月20日(日)Cプロ『兎のダンス』『心』 
5月21日(月)Bプロ『from DARK』『CREEP』 
5月22日(火)Cプロ
5月23日(水)Aプロ
5月24日(木)Bプロ

5月25日(金)〜6月1日(金)
『新訳:今昔物語』

【入場料金】
当日600円均一
タイムテーブル
劇場:ユーロスペース2
期間:2007/05/19-2007/06/01
2010/09
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上映時間:9:00PM→

 

配給作品
製作/ProductionService
通信販売
news
2010.09.01
ブラジル映画祭2010」の情報を追加致しました。
2010.08.26
ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の情報を追加致しました。
2010.08.17
海炭市叙景」の情報を追加致しました。
2010.08.16
玄牝」の情報を追加致しました。
2010.08.16
ゲゲゲの女房」の情報を追加致しました。
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