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第5回死刑映画週間『殺されていく命』上映作品

2/13(土)~19(金)特集上映

死刑について考える一週間

第5回死刑映画週間『殺されていく命』上映作品

国家の名の下に「殺されていく命」の中には無実の人がいる現実を考えたい。
同時に、実際にひとを殺めてしまった加害者への「刑罰」はどうあるべきかという問題ももっと広く話合うことのできる社会でありたい。

■上映作品

『袴田巌 夢の間の世の中』 2015年/日本/119分/監督:金聖雄/出演:袴田巌、袴田秀子
1966年清水市で起きた味噌会社専務一家4人殺人事件の犯人とされた袴田巌さん。裁判では一貫して無実を訴えたが、1980年最高裁で死刑が確定。1981年以来、再審を求め続け、遂に2014年3月27日、静岡地裁は再審開始を決定した。この映画は再審開始決定後に釈放された袴田巌さんを追いかけたドキュメンタリー作品。袴田さんの再審はまだ開始されていない。今回は特別上映として一般公開に先駆けて1回のみ上映する。

『絞死刑』 1968年/日本/117分/監督:大島渚/出演:尹隆道、佐藤慶
1958年に起きた小松川事件の犯人をモデルに、死刑囚Rの死刑執行をめぐる物語。在日朝鮮人Rは絞首刑にされるが、縄にぶら下がったままで脈は止まらない。生き残ったRを再執行しようとする刑務官たち。再現された死刑場を舞台に死刑制度の矛盾をえぐり出し、在日朝鮮人差別問題、天皇制等、この国にある根本的な問題が浮き彫りになる大島渚映画の一頂点。

『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』 2013年/日本/120分/監督:斉藤潤一/出演:仲代達矢、樹木希林
2015年10月4日、八王子医療刑務所で奥西勝さんは亡くなった。89歳であった。1961年に三重県名張の小さな村で起きた「名張毒ぶどう酒事件」は、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した事件。逮捕された奥西さんは「警察に自白を強制された」と訴え一審は無罪。検察が控訴した二審で逆転死刑判決を受ける。死刑執行に怯えた四十数年の獄中生活。無実と再審を訴え続けた奥西勝さんの人生を、再現ドラマとドキュメンタリーで描いた作品を、奥西勝さんを悼んで上映する。

『愛と死のかたみ』 1962年/日本/101分/監督:斎藤武市/出演:浅丘ルリ子、長門裕之
保険会社に働く阿佐子は、教会から貰った伝道用の雑誌で、野崎潔という死刑囚の手記を読み文通が始まる。野崎は長崎で生まれ11歳のとき戦災で両親と兄姉を失い、孤児として放浪生活のすえ愚連隊になり、知人夫婦をハンマーで殴り殺す事件を起こしてしまう。阿佐子は博多の拘置所で初めて野崎と会い、長崎へ赴き被害者の遺族にも会う。愛し合った二人は獄中結婚し、婚姻届けを送るのであるが…。原作は死刑囚と結婚した女性の往復書簡で、当時ベストセラーとなった。

『九人の死刑囚』 1957年/日本/96分/監督:古川卓巳/出演:小林旭、左幸子
元ボートレース選手村岡は死刑の判決をうけ拘置所に。村岡は二万円の遊興費欲しさに二人のひとを殺したと自供した。事実は恋人美奈子のために競艇のボス大野に借金を申し込むが、その無礼な態度にカッとして殺してしまったのだ。美奈子は“遊興費欲しさ”という動機に疑問を持ち減刑運動を始める。村岡は拘置所で、点字翻訳をしながら静かに処刑の日を待つ老人、雀を可愛がる身寄りのない中年男、拘禁性の精神病者などの死刑囚たちと知り合っていく。

『息子のまなざし』 2003年/ベルギー・フランス/103分/監督:ジャンピエール&リュック・ダルデンヌ/出演:オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌ
職業訓練所で木工を教えるオリヴィエ。ある日、フランシスという少年が訓練所に入所し、彼は木工のクラスを希望した。一旦は断るオリヴィエだが、フランシスが気になり翌日、自分のクラスで彼を受け持つ。フランシスへの尾行を始めるオリヴィエ。なぜ、彼はオリビエが気になるのか。ある事件から心を閉ざしてしまったフランシス。罪と罰、そして喪失。ドストエフスキー的なテーマを描いた秀作。

『シャトーブリアンからの手紙』 2012年/フランス・ドイツ/91分/監督:フォルカー・シューレンドルフ/出演:レオ=ポール・サルマン、ビクトワール・デュボワ 
1941年10月20日、ナチス占領下のフランスで1人のドイツ人将校が暗殺される。ヒトラーは報復として収容所のフランス人150人の銃殺を命令。政治犯が多数収容されているシャトーブリアン郡のシュワゼル収容所では、銃殺されるフランス人のリストが作られていく。その中には、映画館でドイツ占領に反対するビラをまいたために収容された17歳の少年ギィ・モケも含まれていた。

『スリーピングボイス~沈黙の叫び~』 2011年/スペイン/123分/監督:ベニト・サンプラノ/出演:インマ・クエスタ、マリア・レオン
スペイン内戦で勝利したフランコ将軍独裁政権2年目の1940年。マドリードの女性刑務所では共和国派活動家の恋人や妻、母たちが次々に収監され、おざなりな裁判で次々と死刑が執行されていた。妊娠中に収監された姉オルテンシアを助けるため、コルドバから出て来た妹ペピータは、水面下で共和国派を助ける元医師の家で働きながら、姉に差し入れ、子供のために謝罪するよう説得を続けるのだが…。

  • 公開日

    2/13(土)~19(金)特集上映

  • 上映時間

    2月13日(土) 11:00『絞死刑』/13:30『約束~』※上映後トークあり/16:30『スリーピング・ボイス』/19:00『愛と死のかたみ』
    2月14日(日) 11:00『シャトーブリアンからの手紙』/13:30『袴田巌~』※上映後トークあり/16:30『九人の死刑囚』/19:00『息子のまなざし』
    2月15日(月) 11:00『約束~』/13:30『スリーピング・ボイス』/16:00『愛と死のかたみ』/19:00『絞死刑』※上映後トークあり
    2月16日(火) 11:00『息子のまなざし』/13:30『九人の死刑囚』/16:00『約束~』/19:00『シャトーブリアンからの手紙』※上映後トークあり
    2月17日(水) 11:00『愛と死のかたみ』/13:30『シャトーブリアンからの手紙』/16:00『息子のまなざし』/19:00『九人の死刑囚』※上映後トークあり
    2月18日(木) 11:00『九人の死刑囚』/13:30『約束~』/16:00『絞死刑』/19:00『スリーピング・ボイス』※上映後トークあり
    2月19日(金) 11:00『スリーピング・ボイス』/13:30『息子のまなざし』/16:00『シャトーブリアンからの手紙』/19:00『愛と死のかたみ』※上映後トークあり

  • 入場料金

    一般1500円/大学・専門学校生1300円/会員・シニア1100円/高校生以下800円/3回券3000円/5回券4700円

  • イベント情報

    ■トークショー
    2月13日(土) 13:30『約束~』上映後 ゲスト:山本太郎さん(参議院議員)
    2月14日(日) 13:30『袴田巌 夢の間の世の中』上映後 ゲスト:袴田秀子さん(冤罪死刑囚の姉)、金聖雄さん(映画監督)
    2月15日(月) 19:00『絞死刑』上映後 ゲスト:鈴木道彦さん(フランス文学者)
    2月16日(火) 19:00『シャトーブリアンからの手紙』上映後 ゲスト:鵜飼哲さん(フランス文学者)
    2月17日(水) 19:00『九人の死刑囚』上映後 ゲスト:小田原ドラゴンさん(漫画家)
    2月18日(木) 19:00『スリーピング・ボイス』上映後 ゲスト:太田昌国さん(評論家)
    2月19日(金) 19:00『愛と死のかたみ』上映後 ゲスト:神田香織さん(講談師)

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