ヒロシマ、そしてフクシマ
3/12(土)~4/1(金)3週間限定上映
フランス人監督が追う肥田舜太郎医師96歳 最後の闘い
1945年8月6日の原爆投下の日 広島近郊で被爆者の治療にあたった医師が問いかけるものとは―
©MIRAGE ILLIMITE / HISTOIRE 2015
肥田舜太郎医師のことを話す時、誰もが「肥田先生」と親しみと尊厳を込めて呼びます。肥田先生は原爆投下の1945年8月6日以来、若い軍医として広島で被爆者の治療にあたり続けました。そのうち、この日に広島にいなくて爆撃を直接身に受けなかった人々が、後になって突然発病し、被爆者と同じ症状を示して死んでいくという例を数多く目撃しました。それが内部被爆によるものであることを突きとめた先生は、それまで知られていなかった内部被爆というものの脅威を世界に向けて訴えつづけています。
カメラは、原発事故の被災者が暮らす町へと赴く先生を写し出します。先生には戦後65年にわたり広島・長崎の生存者を診療し続けてきたという治療体験があります。内部被爆の危険性は、核所有国の政府当局者達によって隠蔽されてきたのです。最後の力を振り絞り、愚かな選択と歴史から何も学ぼうとしない体制に向けて警鐘を鳴らし続けています。そして、肥田先生の足は沖縄にも向かいます。日本に原爆を投下した米軍や日本の民間用原子力産業を導入したアメリカに対して、ハッキリとノーと言います。先生が願ってやまない、平和で核のない新しい日本の到来に向けて…。本作は一人の被爆医師の執念ともいうべき言葉を追ったドキュメンタリーです。
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予告編
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公式サイト
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公開日
3/12(土)~4/1(金)3週間限定上映
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上映時間
3月12日(土)~18日(金) 10:30~12:00
3月19日(土)~25日(金) 9:30~10:50
3月26日(日)~4月1日(金) 10:00~11:30
※3月26日(土)10:00の回は同ビル地下1階の映画美学校で上映。入場券の受付はユーロスペース窓口で行います。前売券をお持ちのお客様もユーロスペース窓口で入場整理券とお引換えください。 -
入場料金
一般1700円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報
3月12日(土)10:30の回上映後 舞台挨拶 ゲスト:山本健一(プロデューサー)