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地球に落ちて来た男

7月16日(土)公開

地球に降り立った美しき宇宙人、デヴィッド・ボウイ。
幻の傑作を、ふたたびスクリーンで!

地球に落ちて来た男

©1976 Studiocanal Films Ltd. All rights reserved.

2016年1月10日、この世を去ったデヴィッド・ボウイ。その2日前に69歳の誕生日を迎え、2年ぶりのアルバム『ブラックスター』を発表したばかりだった。架空のロック・スター「ジギー・スターダスト」を演じることで世界的な大スターとなった彼は、それだけではなく、それぞれのアルバムでは常に自分ではない誰かを演じることで、「デヴィッド・ボウイ」となってきた。美しき孤高のロック・スターは、また俳優としてもスクリーンで異彩を放つ存在であった。『地球に落ちて来た男』はそんな彼の初主演作。ウォルター・テヴィスの同名SF小説を、『美しき冒険旅行』『赤い影』のニコラス・ローグ監督が映画化し、新天地を求めて地球に降り立った宇宙人をボウイが演じている。

監督のニコラス・ローグは初監督作品『パフォーマンス』(1970年)ではミック・ジャガー、『地球に落ちて来た男』の次作『ジェラシー』(1979年)ではアート・ガーファンクルを主演に迎えるなど、ミュージシャンの身体を映画の中心に置くことで、「映画」を作り変えてきた。俳優ではない「異物」としてミュージシャンたちの身体があることで、映画は不安定になり、そこに運動が生まれた。まさにこの『地球に落ちて来た男』の物語こそ、ニコラス・ローグの映画づくりそのものだったのだ。 当初、ボウイはこの映画のための曲も用意していたが、あくまでも俳優として、被写体としてのデヴィッド・ボウイを必要としていた監督のニコラス・ローグからの要請もあって、演技に全力を注ぐことになった。俳優に専念することになったボウイの代わりに音楽を担当したのは、ママス・アンド・パパスのリーダー的存在であったジョン・フィリップス。本作のサウンドトラックには、当時のストーンズのギタリスト、ミック・テイラー、日本人のパーカショニスト、ツトムヤマシタなどが参加。劇中の挿入曲として、ルイ・アームストロング「ブルーベリー・ヒル」、ロイ・オービソン「ブルー・バイユー」、アーティ・ショウ「スターダスト」など、懐かしの名曲が印象的に使われている。
また本作は京都みなみ会館の出資により、公開が実現された。地方の映画館が、映画を上映するだけではなく自ら発信する、新しいプロジェクトの1本でもある。

監督:ニコラス・ローグ/出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク、バック・ヘンリー、バーニー・ケイシー
1976年/イギリス/カラー/139分/デジタル/配給:boid

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://bowiechikyu.jp/

  • 公開日

    8月5日(金)まで

  • 上映時間

    7月29日(金)まで 10:30/15:40/18:20~20:50
    7月31日(日) 15:00~17:30
    8月1日(月) 19:00~21:30
    8月2日(火)、3日(水)、5日(金) 14:40~17:10
    8月4日(木) 12:25~14:45
    ※7月30日(土)は休映
    ※7月31日(日)以降はユーロライブでの上映。受付はユーロスペース窓口で行います。

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

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