クズとブスとゲス
7月30日(土)公開
女を騙して金を巻き上げる卑劣な男。流されるように奈落の底に落ちる女。ストレート過ぎて歯止めの効かない前科者。
究極のバカどもが蠢く、純粋無垢な暴力映画!
©2015映画蛮族
口当たりのいい映画ばかりが氾濫する現在の日本映画界、そして閉塞感漂う“今”という時代に唾を吐きかける強烈な映画がここに誕生した。女を拉致監禁し、ゆすりで生計を立てる卑劣な男。しかしヤクザの女に手を出したばかりに、逆に恐喝された男は新な獲物に目をつける。それはカタギになろうと必死にもがく前科者の恋人だった…。真っ逆さまに転がり続ける彼らの運命。出口の見えない闇の中で、果たして生き残れる者はいるのだろうか―?
監督は『青春墓場』三部作が高く評価され、最終作『青春墓場~明日と一緒に歩くのだから』は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリを受賞。若干24歳にして『東京プレイボーイクラブ』で商業映画デビューを飾った異才・奥田庸介。しかも主役のスキンヘッドの男を自ら演じ、圧倒的な存在感をいせる。その憑依っぷりは鬼気迫るものがあり、本番中にビール瓶で自ら頭をカチ割り、病院送りになって撮影が中断したほど。この通常の映画づくりを無視したような規格外の熱量に誰もが度肝を抜かれ、第16回東京フィルメックスではスペシャル・メンションを授与された。
直情バカのリーゼント男には、『青春墓場』三部作時代から奥田映画となじみの深い板橋駿谷。その恋人で理不尽な状況を必死に生きる女には、これが本格的な女優デビューとなる岩田恵里。さらに北野武作品や多数のTVドラマで活躍する芦川誠が、3人の運命を掌で転がすヤクザ役で出演。叫び、泣きうめき、殴り合い、憤怒と慟哭を極限ぎりぎりまで突き詰めた果てに彼らが得るもの、そして失うものとは…?『クズとブスとゲス』は、私たちの常識やモラルを徹底的にゆさぶり、問いかけ直してくるだろう。
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予告篇
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公式サイト
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公開日
7月30日(土)~8月27日(金)
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上映時間
7月30日(土)~8月5日(金) 11:30/18:10
8月6日(土)~8月12日(金) 13:35/19:50
8月13日(土)~8月19日(金) 11:30/17:45~20:15
8月20日(土)~8月27日(金) 13:35~16:05 -
入場料金
一般1700円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報
■舞台挨拶&トークショー
7月30日(土) 11:30の回上映後、18:10の回上映前 ゲスト:板橋駿谷さん、岩田恵里さん、奥田庸介監督
8月18日(木) 17:45の回上映後 ティーチイン ゲスト(予定):板橋駿谷さん、岩田恵里さん、カトウシンスケさん
8月19日(金) 17:45の回上映後 ティーチイン ゲスト(予定):奥田庸介監督、板橋駿谷さん、岩田恵里さん、大西能彰さん、カトウシンスケさん