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フランコフォニア ルーヴルの記憶

10月29日(土)公開

戦争、権力、国家、そして芸術
巨匠ソクーロフが描く、ルーヴル200年に刻まれた“美”と“戦争”の叙事詩

フランコフォニア ルーヴルの記憶

© 2015 - Idéale Audience - Zero One Film - N279 Entertainment - Arte France Cinéma - Musée du Louvre

世界一有名な美術館、ルーヴル美術館。「ルーヴルのないフランスは必要なのか?」と言われるまでの価値を持つこの美術館は、1793年の誕生から、223年に渡りヨーロッパを見続けてきた。そして、ルーヴルの眼差しの先には、常に“美”と“戦争”によって作られた時代があった。そんなルーヴルが見たヨーロッパの一大叙事詩を映像化したのは、巨匠アレクサンドル・ソクーロフ。絢爛豪華な映像美で多くの人を魅了した『エルミタージュ幻想』(02)以来の美術館をテーマにした本作は、第二次世界大戦期のドイツによるフランス侵攻時の物語を入り口に、現在と過去を往来して展開していく。ナポレオンやフランス共和国のシンボル・マリアンヌなど時代を象徴する亡霊、息をのむほど美しい数々の美術品、そして美を奪うものと守るもの―。“記憶の迷宮”への旅がはじまる。

第二次世界大戦中の1939年、ルーヴル美術館長ジョジャールは、ナチス・ドイツから館内の美術品を守るためにパリ郊外へ密かに運び出すよう指示。その翌年、ナチスの将校メッテルニヒが芸術品の管理のため、ジョジャールの元を訪れる。二人は敵同士だが美術品を守る使命で繋がってゆく。一方、人気のない美術館では、フランス共和国の象徴であるマリアンヌの傍らで、ナポレオン1世が美術品を前に「これも自分が集めてきたものだ」とかつての栄光を語る。争いを繰り返す人類の歴史の中でルーヴル美術館が見てきたものは?そしてナチスのパリ侵攻をどう潜り抜けたのか?

監督:アレクサンドル・ソクーロフ/出演:ルイ=ド・ドゥ・ランクザン、ベンヤミン・ウッツェラート ほか
2015年/フランス・ドイツ・オランダ/88分/5.1ch/ビスタ/ロシア語・ドイツ語・フランス語・英語/配給:キノフィルムズ

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://www.francofonia.jp

  • 公開日

    10月29日(金)~12月9日(金)

  • 上映時間

    11月11日(金)まで 12:00/14:00/16:00/19:00
    11月12日(土)~12月2日(金) 12:00/17:00/19:00
    12月3日(土)~12月9日(金) 11:50/19:00
    ※11月17日(木)の19:00の回、12月7日(水)の11:50の回は休映

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■トークショー開催
    11月5日(土) 16:00の回上映後 ゲスト:鈴木芳雄さん(美術ジャーナリスト)、小林晶子さん(東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館 主任学芸員)
    ※登壇者は予告なしに変更をする場合がございます。

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