ニーゼと光のアトリエ
12月17日(土)公開
わたしの武器は、愛と絵筆
心理療法の常識をくつがえし、愛と芸術で人を癒したある女医の真実の物語

© TvZero
1944年、ブラジル。ひおりの女医が精神病院の門をたたく。彼女の名はニーゼ。そこでは毎日のように電気ショックなどの暴力的な治療が行われていた。患者を人扱いしない光景を目の当たりにし、ニーゼは言葉を失う。最新治療にしか興味のない男性医ばかりの院内で、彼女が身を置けるのは、ナースが運営する作業療法部門だけだった。そこでニーゼは患者に絵の具や筆、粘土などを与えて、彼らが自由に表現できるよう病室をアトリエに作り変える。少しづつ開かれてゆく患者たちの心の扉。しかしそんな中、ある事件が起こる―。
『セントラル・ステーション』や『シティ・オブ・ゴッド』など、ブラジル映画の傑作に新たな作品が加わった。ブラジル国内はもちろん、国際的にも名高いリオデジャネイロ国際映画祭で観客賞を受賞し、昨年の東京国際映画祭ではグランプリと最優秀女優賞をW受賞した本作である。ドキュメンタリー出身の奇才、ホベルト・ベリネール監督が構想に13年、撮影期間4年をかけて丁寧に作り上げた。ニーゼを演じるのはブラジルを代表する名女優、グロリア・ピレス。伝説の女医を情熱的に演じている。
監督:ホベルト・ベリネール/出演:グロリア・ピレス、シモーネ・マゼール、ジュリオ・アドリアォン
2015年/ブラジル/109分/カラー/ヴィスタ/配給:ココロヲ・動かす・映画社 ○
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予告篇
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公式サイト
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公開日
1月27日(金)まで
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上映時間
12月23日(金)まで 10:00/12:15/14:30/16:45~18:45
12月24日(土)~1月13日(金) 10:00/12:15/14:30~16:25
1月14日(土)~20日(金) 10:40~12:35
1月21日(土)~27日(金) 11:10~13:15 -
入場料金
一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報
■公開記念トークショー開催
12月17日(土) 14:30の回上映後 ゲスト:東ちづるさん(女優・タレント)、中津川浩章さん(画家・アートディレクター)
12月18日(日) 14:30の回上映後 ゲスト:倉光修さん(臨床心理士・放送大学教授)
12月23日(金・祝) 12:15の回上映後 ゲスト:矢田部吉彦さん(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)