SHARING
4月29日(土)公開
震災後、私たちが体験しているこの世界とは…。
社会心理学者の瑛子は、東日本大震災の予知夢を見た人を調査している。誰にも打ち明けていなかったが、彼女は震災で死んだ恋人の夢をずっと見続けていた。一方、同じ大学の演劇学科に通う薫は、卒業公演の稽古に追われている。ある時、311をテーマにしたその公演を巡って、仲間たちと決定的に衝突してしまう。薫もまた、この芝居を始めてから同じ夢にうなされていたのだが…。
2011年3月11日。地震と津波による大災害は、原子力発電所の爆発をも引き起こし、日本人の心に大きな爪痕を残した。あれから5年。放射性物質の漏れは依然として終息の兆しを見せておらず、私たちの生活は、あの時の不安を拭えないまま続いている。本作『SHARING』(共有の意)は、そうした震災後の日本人の心の問題に、映画的な想像力を駆使して、真正面から向き合おうとしたフィクションである。
なおこの映画には、登場人物の一部、展開も大きく異なる2つのヴァージョン(99分版と111分版)が存在している。どちらか一方がディレクターズカットではなく、劇中で語られる分身(ドッペンゲルガー)のように、この2つのヴァージョンがお互いを照らし、未来に対する希望と怖れを炙り出していく。
※今回は111分版のみ上映いたします。
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予告編
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公式サイト
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公開日
4月29日(土)~5月5日(金)一週間限定レイトショー
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上映時間
21:00~23:00
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入場料金
一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報