サウンド・オブ・レボリューション~グリーンランドの夜明け
1月12日(金)
音楽は世界を変える
グリーンランドの独立運動は1つのロックバンドから始まった
1970年代、グリーンランドの自治権獲得に大きく貢献したロックバンドがあった。彼らの名前は「スミ(SUMÉ)」。グリーンランド語でWhere?(何処?)という意味だ。彼らはグリーンランド語で歌う最初のロック・バンドだった。彼らのファーストアルバムのジャケットは、先住民族イヌイットが、入植者の北欧人を殺害し、その腕を切り落しているというショッキングな19世紀の版画がベースになっている。
「彼らが歌いだした時は、本当にびっくりしたわ、グリーンランド語で歌っているのですもの!」スミの出現は、多くのグリーンランド人にとっては、大変な衝撃だった。「どんな風に反応して良いか分からなかった」「凄く心配したわ。“どうか問題を起こさないで!”と願った」当時デンマークの統治下にあったグリーンランドにおいて、デンマーク人にどう見られているかということはグリーンランド人にとっては非常に重要な問題だったのd。
しかし時は70年代、時代は解放と自由をもとめていた。スミのレコードは爆発的なヒットとなり当時のグリーンランドの人口の20%がこのアルバムを購入したと言われている。
「僕たちはただ聞いてほしかったんだ」と、バンドのフロントマンでソングライターのマリクは回想する。「グリーンランド人は自分たちの国の政治について全くコントロール権を得ていない。これでは、まるで植民地じゃないか、と」「そして僕らは若かった。その状況を何とか変えたいと願っていた。」
スミの解散から数年後の79年5月、グリーンランドに自治政府が発足する。あれから40年、グリーンランドには現在でも解決すべき社会問題が山積している。音楽は人々の声を代弁できるのか、そして社会を動かすことが出来るのか。力溢れる音楽に彩られた珠玉のドキュメンタリー。現在グリーンランドでもっとも人気があり、彼らの後継者と言われているロック・バンド、ナヌークのメンバーも出演している。
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予告編
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公式サイト
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公開日
1月12日(金)
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上映時間
21:00~22:30
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入場料金
一般1500円/大学・専門学校生1200円/会員・シニア1100円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報