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審判

6月30日(土)公開

フランツ・カフカの不条理小説「審判」を現代の東京を舞台に映画化
サスペンスとブラックユーモアで現代日本を風刺

審判

©Carl Vanassche

現代の東京。とあるマンションの一室で銀行員の木村陽介が目覚めると、見知らぬふたりの男、小倉と相馬が立っていた。逮捕を告げに来たと言うのだが罪状は不明で曖昧。木村は困惑するものの、ふたりを部屋に残したまま会社に向かう。部屋の外の世界は、いつも通り。隣に住む鈴木まりも、軽く挨拶をして、いつも通り。
帰宅した木村は、用心深く部屋を確認するが、特に変わったところは見当たらない。が、突然、鈴木が部屋を訪れ、男たちが鈴木にまで聞きこみをしていたことを知る。「前から話してみたかったの…」と呟く鈴木。探り合いながら進む、ふたりのぎこちない会話を、ドアベルがさえぎる。届いた郵便物の中身は逮捕状だった…。

フランツ・カフカが書いた同名小説を、イギリス出身のジョン・ウィリアムズ監督が現代の東京を舞台に映画化。もとは、ウィリアムズ監督が実験的に実施した俳優向けのプロジェクトで「審判」をテキストにとりあげ、2015年に演劇作品として上演。その後、原作により忠実な脚本を映画のために書き下ろした。得体の知れない巨大な力、システムにコントロールされた理不尽で滑稽な出来事が、次々と主人公の身に降りかかる。その不条理な状況を前に、主張も反抗もしない主人公の姿は、現在の日本、ひいては世界中に漂う不穏な社会の波に翻弄される私たちの姿を暗示している。
主演を務めるのは個性派俳優にわつとむ。脇を固めるのは、品川徹、高橋長英らの名優たち。そして、“殴る男”役で重厚な印象を与える坂東彌十郎は、歌舞伎界の名脇役で、本作は11年ぶりの映画出演、初の現代劇となる。

監督:ジョン・ウィリアムズ/出演:にわつとむ、常石梨乃
2018年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/118分/配給:百米映画社

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