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大人のためのグリム童話 手をなくした少女

8月18日(土)公開

おとぎ話の向う側へ――
グリム童話を現代の視点から新たに蘇らせたフランスの傑作アニメーション

大人のためのグリム童話 手をなくした少女

© Les Films Sauvages – 2016

19世紀初頭にグリム兄弟によって書かれたドイツの民話集「グリム童話」は、160以上の言語に翻訳され聖書に並ぶといわれるほど世界中で読み継がれてきた。だが、その元になった民話には多くの残酷な場面や性的な事柄が含まれており、“本当は恐ろしい”童話として、日本でも大人向けに長年注目を集めてきた。本作は「グリム童話」に初版から収録されている民話「手なしむすめ」を、新たによみがえらせた傑作アニメーションだ。
 ヒロインの少女は悪魔の企みで両腕を奪われ、数奇な運命に翻弄されながらも、旅の中で豊かな自然-水、太陽、果実に助けられ、自分だけの幸せを見出していく。その生命力にあふれ、しなやかな生き方を、現代的な視点で描くのはフランスのセバスチャン・ローデンバック監督だ。故・高畑勲監督の実験精神に敬意を表する監督は、本作で驚嘆の作画技法「クリプトキノグラフィー」を用い、長編でありながら全ての作画をたったひとりで手がけた。まるで線そのものが命を持ち、呼吸するかのような美しい映像に、思わず息を呑む。そして、王子との結婚の先に少女を待ち受ける思いがけない物語の展開は、原作とは異なる監督ならではのラストへと観客を誘っていくだろう。

監督:セバスチャン・ローデンバック/声の出演:アナイス・ドゥムースティエ
2016年/フランス/80分/DCP/配給:ニューディア―

  • 公式サイト

    http://newdeer.net/girl

  • 公開日

    9月28日(金)まで

  • 上映時間

    8月18日(土)10:00/16:30/21:00
    8月19日(日)~24日(金) 10:30/16:30/21:00
    8月25日(土)、27日(月)、28日(火)、30日(木)、31日(金)  10:00/16:10
    8月26日(日) 10:00/19:10
    8月29日(水) 10:00/21:00
    9月1日(土)~6日(木) 10:00/21:05
    9月7日(金)、9月9日(月)~14日(金) 10:30
    9月8日(土) 10:10
    9月15日(土)~28日(金) 10:30

  • 入場料金

  • イベント情報

    ■来場者プレゼント
    9月22日(土)~24日(月・祝)にご鑑賞の方のお客様に抽選で各回2名様(3日合計6名様)に、監督サイン入り映画ポスター(B2サイズ)をプレゼント!

    9月15、16、17日の三連休にご来場の方から抽選で各日5名様に、本作のポスター(B2サイズ)をプレゼント! 
    本ポスターは日本公開版オリジナルとして、セバスチャン・ローデンバック監督による描き下ろしのイラストを使用しています。当選者については各回終了後に、受付でお知らせいたします。


    ■トークショー
    8月18日(土)21:00の回終了後 トーク ゲスト:佐々木敦さん(批評家)
    8月29日(水)21:00の回終了後 トーク ゲスト:土居伸彰さん
    9月1日(土)10:00の回終了後 トーク ゲスト:大野寿子さん(東洋大学教授)
    9月3日(月)21:05の回終了後 トーク ゲスト:石岡良治さん(批評家・表象文化論・ポピュラー文化研究)、高瀬司さん(アニメーション批評・研究)、土居伸彰さん
    9月8日(土)10:10の回終了後 トーク ゲスト:久野遥子さん(アニメーション作家・マンガ家)

    【トークゲスト変更のお知らせ】
    8月29日(水)21:00の回終了後、トークを予定していたジャン=フランソワ・サラジャン(本作プロデューサー)の出演は都合によりキャンセルとなりました。トークは土居伸彰(ニューディアー代表、アニメーション研究)のみで行います。


    ■先行上映会
    7月9日(月) 18:45 (開場18:35)
    ※上映後にセバスチャン・ローデンバック監督と片渕須直さん(アニメーション監督)によるトークショーあり
    ※料金1800円均一。チケットは6月29日(金)よりユーロスペースHPおよび劇場窓口で販売。(前売券をお持ちのお客様は差額500円で劇場窓口でご予約ができます)

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