野火
8月15日(木)1日限りの再上映
終戦記念日上映
©2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
第二次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は追い出され、部隊に戻るに戻れなくなった為に野原を彷徨うことになる。空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものとは…。
戦後70年、71年、72年、73年と上映を重ねてきた『野火』。初公開から5年目を迎えた今年も終戦記念日に上映をいたします。元号が平成から令和に変わり、歴史的には新しい時代の幕開けとなりましたが、引き続き『野火』を通して戦争を体感していただくことで、戦争の恐ろしさを繰り返し記憶にとどめていただく機会にできたらと考えています。
【塚本監督からのコメント】
戦後7 0 年で公開しました『野火』。そのときすでに戦争にいかれた方々はほぼいらっしゃらなくなり、戦場での恐ろしいできごとが忘却の彼方に消し去られようとしていました。
それから丸 4 年。記憶はさらに遠くなり、戦争で起こったことはさらに遠くへ押しやられ、戦争の痛みを想像することができずにその道に突き進んで進んでしまうことへの不安を感じます。さまざまな考え方がありますが、まずは『野火』を見ていただき、戦争の実際の恐ろしさを体で知っていただ<ー。その必要を感じています。常に考えていなければいけないことではありますが、せめ1て年に一渡、戦争で起こったことを想 像していただく機会にしていただけたら、と思います。そこには絶対近づかないようにするために――。
ぜひ、劇場の大きなスクリーンと音響で、体感してくださいませ。
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予告編
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公式サイト
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公開日
8月15日(木)1日限りの再上映
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上映時間
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入場料金
一般・会員・シニア1200円/25歳以下500円
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イベント情報