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イージー★ライダー

2月1日(土)公開

ホッパー、フォンダ、ニコルソンーー
若き才能の結集がスパークするアメリカン・ニューシネマの黎明を飾る傑作

イージー★ライダー

自由と平和を求めてハーレー・ダヴィッドソンでアメリカ横断の旅に出た若者たちが、アメリカ南部で偏見・恐怖・憎しみに直面する衝撃作で、1969年カンヌ映画祭で新人監督賞を受賞、翌年のアカデミー賞では助演男優賞(ジャック・ニコルソン)と脚本賞にノミネートされた。アメリカのみならず世界的に大ヒットし、製作費35万ドルの実に200倍の収益を稼ぎ出す。出資したのは人気ロック・グループ「モンキーズ」のテレビや映画で儲けていたバート・シュナイダーで、インディペンデント映画をハリウッド・メジャーが配給して成功した最初の例となり、以降の映画製作システムを変えてとされる。また、ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」はじめ、ザ・バーズ 、ザ・バンド、ジミ・ヘンドリックスなど既成のロック音楽をサントラに採用したことも画期的だった。主題歌「イージー★ライダーのバラード」は映画に感動したボブ・ディランが書き下ろした歌詞をもとにザ・バーズのロジャー・マッギンが仕上げて歌ったもの。

『荒野の決闘』、『ウエスタン』などの名優ヘンリー・フォンダの息子であるピーター・フォンダは、ロジャー・コーマンの低予算バイカー映画『ワイルド・エンジェル』(66)がヒットして若手スターの仲間入りをしていた。一方、ハリウッドのメジャー映画会社から追放されていたデニス・ホッパーは同じくコーマン監督、フォンダ主演の『白昼の幻想』(67)でLSDによるトリップ場面を演出してピーターと意気投合。ヒッピーの2人組がバイクでアメリカ横断する映画を企画したピーターはデニスを監督に指名、ふたりで脚本を練り上げた。題名を命名したのは『博士の異常な愛情』(64)、『キャンディ』(68)などで当時最先端の脚本家だったテリー・サザーン。当初2人組は「キャプテン・アメリカとバッキー」というコミック・キャラクターからとられていたが、出版元マーベル・コミックの使用許可が下りず、「ワイアット(・アープ)とビリー(・ザ・キッド)」なる西部劇ヒーローの名となった。1998年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されている。

監督:デニス・ホッパー/出演者:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン
1969年/アメリカ/94分/カラー/デジタル

  • 公開日

  • 上映時間

    2月1日(土)~21日(金) 15:10/18:45
    2月22日(土)~28日(金) 19:00

    ※現在配布中のチラシに2月1日(土)~21日(金)のスケジュールの2回目が18:40と記載されておりますが、18:45に変更となりました。お客様にはご迷惑をおかけし申し訳ございません。お間違いのないようお気をつけください。

  • 入場料金

    一般1500円/学生・会員・シニア1200円

  • イベント情報

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