東京藝大映画専攻修了制作展2021

3月12日（金）公開

■上映作品

『Song for Laurel』
監督：羽蚋拓未／脚本：小林令奈、羽蚋拓未
出演：紫藤楽歩、菊地虹、菊地敦子、松村和輝
2021年/75分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/DCP

かつて愛だったものが、もう交わらないとわかっていても、想い続けたい
恋人・学の父が死んだ。連絡のつかない彼を心配して、留学先から帰ってきた主人公・トウコ。彼女は共通の友人である植物学者・佑の家で、学が庭の月桂樹を描き続けているのを発見する。そして学はトウコにあることを告げる。「受け入れられない愛と共存しなければならない時、人は木になる。僕の方向が佑に刺さって彼はついに木になってしまった。」
親密だった人間が理解できない他者に再び姿を変え、彼らは過去の時間を永遠に追いかける。ギリシャ神話のダフネーとアポロンの神話を元に語られる、愛と孤独の神話。

『藝大の怪談』
横浜市中区馬車道にある日本で唯一の国立映画学校、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻。しかし誰もまだ、この大学院に隠された恐ろしい物語を知らない・・・。コロナ禍でロケ撮影が難しい状況の中、技術領域学生の修了制作として、学校内で撮影ができる４本のオムニバスホラーが企画された。その名も「藝大の怪談」。映画作りに励む学生たちを主人公に、テーマも物語も全く違う4つの様々な恐ろしい出来事が巻き起こる。


「拳銃」 16分
監督：廣原暁／出演：植田まひる、太田順子、小日向春平、今里真、皆川拓也
学生美術部の田中は、小道具で使う拳銃がリアルじゃないと監督からダメ出しを受けてしまう。教授に相談して、リアルな拳銃を手に入れようとする田中だったが・・。(16分)

「管理人の秘密」
監督：廣原暁／出演：名村辰、海沼未羽、中村ゆうじ
長年藝大で校舎内の管理をしている金田さん。夜遅くに校舎に入ってはいけないと学生に厳しく注意をするが、学生の北島と望海は、映画の録音のために夜の校舎へと忍び込む・・・。(16分)

「曲げる男」
監督：廣原暁／出演：生津徹、平岡亮、竹林佑介、鈴木啓斗
映画専攻の学生である津森と松村はドキュメンタリーの課題を撮影するために、とある男の元を訪れるが...。(18分)

「ゆかりさん」
監督：廣原暁／出演：柊瑠美、天野はな、守谷周徒
藝大卒業生監督特集で、恋人・銀次郎の作品を見る香奈。しかし、死んだはずの主演女優・ゆかりがスクリーンを越えて香奈のもとに現われ―。(11分)

制作：東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻

• 公式サイト

  https://www.geidai15.com/

• 公開日

  3月12日(金)～14日(日)

• 上映時間

  17:30
  
  ※緊急事態宣言の延長に伴い、上映時間が変更になりました。ご来場の際はご注意ください。

• 入場料金

  900円

• イベント情報

  ■トークショー
  3月12日(金)　17:30の回上映後
  ゲスト：紫藤楽歩さん、菊地虹さん、菊地敦子さん、村松和輝さん、羽蚋拓未監督　司会進行：山﨑公太