オルガの翼
9月3日(土)公開
わたしは跳ぶ、この痛みを刻みつけて。
生きるため、故郷ウクライナを去った15歳のオルガ。彼女が切り拓く運命とは――

© 2021 POINT PROD - CINÉMA DEFACTO
ロシアがウクライナ侵攻を開始する9年前、2013年、ユーロマイダン革命直前のキーウ。欧州選手権出場を目指しトレーニングに励む15歳の体操選手オルガは、ヤヌコーヴィチ大統領の汚職を追及するジャーナリストの母と共に何者かに命を狙われる。身の安全のためウクライナを離れたオルガは、父の故郷スイスのナショナル・チームに。SNSを通じ、変わり果てた街や家族・友人が傷つく姿を遠くから見るしかないオルガ。しかし彼女も欧州選手権出場のため、ウクライナの市民権を手放さなければならず―。政情が刻々と変化しオルガの心は大きく揺れる。夢を持って祖国を離れた15歳の少女は、この苦境をどう切り抜けるのか。
マイダン革命の映像は、全て実際にデモ参加者がスマートフォンで撮影した映像を使用。主人公オルガを演じるアナスタシア・ブジャシキナは2001年ルハンシク生まれ、欧州選手権出場歴のある本物のアスリート。彼女のほか、トップを目指す少女たちを国際大会出場レベルのプロのアスリートたちが演じている。体操シーンの撮影は練習のペースに合わせて行われ、ドキュメンタリーかと見紛うほどだ。少女たちの呼吸、情熱、目線、ためらい、ミスなど、競技の合間の繊細な表情も見事にすくい取っている。
1994年生まれ、スイス出身の新たな才能エリ・グラップは、初長編監督作にしてカンヌ国際映画祭SACD賞受賞の快挙!今後、活躍が期待される若手監督である。 2015年、マイダン革命を経験したウクライナのバイオリン奏者による実話に深く心を動かされたグラップ監督は、2016年に脚本執筆をスタートさせ、5年の年月をかけて本作を完成させた。アメリカのエンタメ業界紙Varietyは「個人の野心と祖国への愛着。その狭間でもがく少女の葛藤を、見事に描いている。」と絶賛し、同じくSCREEN DAILYは「強烈な存在感。隅々まで主演アナスタシアのパワーに満ちている。」と現役アスリートである主演俳優に賛辞を送っている。
監督:エリ・グラップ/出演:アナスタシア・ブジャシキナ/サブリナ・ルフツォワ
2021年/フランス=スイス=ウクライナ/ウクライナ語・ロシア語・仏語・独語・伊語・英語/カラー/90分/配給:パンドラ
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公式サイト
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公開日
10月28日(金)まで
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上映時間
9月3日(土) 10:30/12:30/14:30
9月4日(日) 10:30/12:30/14:40
9月5日(月)~9日(金) 10:30/12:30/14:30
9月10日(土)~15日(木) 12:30/14:30/19:00
9月16日(金) 11:00/17:00/21:05
9月17日(土)~22日(金) 11:00/17:10
9月23日(土)~30日(金) 14:35/21:05
10月1日(土)~7日(金) 11:10
10月8日(土)~13日(金) 20:40
10月14日(土)~20日(木) 16:35
10月21日(金) 18:25
10月22日(土)~28日(金) 10:15 -
入場料金
一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
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イベント情報
■舞台挨拶&トークショー
9月3日(土) 14:30の回上映後 オンライン舞台挨拶
ゲスト:エリ・グラップ監督
9月4日(日) 12:30の回上映後 トークショー
ゲスト:矢田部吉彦さん(前東京国際映画祭ディレクター)
9月10日(土) 12:30の回上映後 トークショー
ゲスト:沼野恭子さん(東京外国語大学教授・ロシア文学)
9月11日(日) 14:30の回上映後 トークショー
ゲスト:梶山祐治さん(本作字幕監修、ロシア・中央アジア映画研究者)
9月18日(日) 11:00の回上映後 トークショー
ゲスト:廣瀬陽子さん(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)