茶飲友達

2月4日（土）公開

高齢者の生き方に正解はあるのか　若者の未来はただの絵空事ではないのか
みんな寂しい、だから“ファミリー”が必要だった

©2022茶飲友達フィルムパートナーズ

妻に先立たれ孤独に暮らす男、時岡茂雄(渡辺哲)がある日ふと目にしたのは、新聞の三行広告に小さく書かれた「茶飲友達、募集」の文字。その正体は、高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」だった。運営するのは、代表の佐々木マナ（岡本玲）とごく普通の若者たち。彼らは65歳以上の「ティー・ガールズ」と名付けられたコールガールたちに仕事を斡旋し、ホテルへの送迎と集金を繰り返すビジネスを行なっていた。マナはともに働くティー・ガールズや若者たちを “ファミリー”と呼び、それぞれ孤独や寂しさを抱えて生きる彼らにとって大事な存在となっていた。ある日、一本の電話が鳴る。それは高齢者施設に住む老人から「茶飲友達が欲しい」という救いを求める連絡であったー。

「人生100年時代」。日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超え、巷では豊かで自分らしい老後の生き方・過ごし方にさまざまな角度からスポットライトが当てられている。その一方で、孤独死、介護疲れによる無理心中など、高齢者を取り巻く悲しい事件は後を絶たない。高齢者を支える若者世代もまた、低賃金低所得、ディスコミュニケーションなど、暮らしと心にダメージを受け、行き場のない閉塞感に陥る人が増殖している。
先の見えない日々のなかで、2013年10月に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた社会派群像劇『茶飲友達』。抗いようのない日々を浮き彫りにしながら、高齢者と若者、異なる世代はどのように交わり、共存していくべきなのか。正解のない問いに向き合いたくなる作品が誕生した。

監督：外山文治／出演：岡本玲、磯西真喜、海沼未羽、渡辺哲
2022年／日本／135分／シネマスコープ／5.1ch／配給：EACHTIME

• 予告編

• 公式サイト

  http://teafriend.jp/

• 公開日

  3月17日（金）まで

• 上映時間

  2月4日(土)、5日(日)　12:20/15:10/18:00
  2月6日(月)～10日(金)　12:40/15:20/18:00
  2月11日(土)～12日(日)　13:00/15:45
  2月13日(月)～17日(金)　13:00/15:40
  2月18日(土)～22日(水)　10:00/12:40/15:20
  2月23日(木)　13:35
  2月25日(土)　15:30/17:30
  2月26日(日)～3月1日(水)　13:10/17:55
  3月2日(木)、3日(金)　13:05
  3月4日(土)～10日(金)　15:30
  3月11日(土)　13:35/16:15
  3月12日(日)　13:25/16:05
  3月13日(月)　14:10/16:50
  3月14日(火)～16日(木)　13:25/16:05
  3月17日(金)　11:35/16:20
  ※2月24日(金)は休映
  

• 入場料金

  一般1800円／大学・専門学校生1400円／会員・シニア1200円／高校生800円／中学生以下500円

• イベント情報

  ■舞台挨拶
  2月4日（土）①12:20の回上映後、②15:10の回上映前
  ゲスト：岡本玲さん、渡辺哲さん、磯西真喜さん、海沼未羽さん、外山文治監督
  
  2月5日（日）　12:20の回上映後
  ゲスト：アサヌマ理紗さん、光永聖さん、瀧マキさん、岬ミレホさん、石川佳代さん、名越志保さん、重岡サトルさん、五頭岳夫さん、吉田茂樹さん、池浪玄八さん 、大河内健太郎さん、横山美智代さん、伊藤慶徳さん、大森勇一さん、外山文治監督
  
  2月5日（日）　15:10の回上映後
  ゲスト：鈴木武さん、アサヌマ理紗さん、光永聖さん、瀧マキさん、岬ミレホさん、石川佳代さん、重岡サトルさん、五頭岳夫さん、吉田茂樹さん、池浪玄八さん、荻野祐輔さん、大河内健太郎さん、横山美智代さん、福田温子さん、伊藤慶徳さん、大森勇一さん、外山文治監督