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ツィゴイネルワイゼン

4月15日(土)公開

鈴木清順生誕100年記念
〈清順美学〉の頂点であり、日本映画界が誇る世紀の名作、4Kにて再臨!

ツィゴイネルワイゼン

(C) 1980/提供:リトルモア

士官学校教授の青地(藤田敏八)と無頼の友人・中砂(原田芳雄)を中心に、青地の妻周子(大楠道代)、中砂の妻と後妻(大谷直子の二役)をめぐる幻想譚が、妖しくも美しく描かれる本作。内田百閒の「サラサーテの盤」ほかいくつかの短篇小説を、生と死、時間と空間、現実と幻想のなかを彷徨う物語として田中陽造が見事に脚色。1980年、東京タワーの足下に設営されたドーム型移動映画館シネマ・プラセットの初製作・上映作品として、単館上映としては異例の約10万人の動員を記録。第31回ベルリン国際映画祭審査員特別賞をはじめ、第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞、1980年度キネマ旬報ベストテン日本映画第1位など、国内の映画賞を独占しました。

没後なお、清順美学と呼ばれる独自の映像美で熱烈な支持を受け続けている映画監督・鈴木清順。その圧倒的評価は日本だけに留まらず、ウォン・カーウァイ、ジム・ジャームッシュ、クエンティン・タランティーノ、デイミアン・チャゼルなど多くの映画人からリスペクトを得ています。関東大震災があった1923年に東京日本橋で生まれ、『東京流れ者』、『けんかえれじい』、『殺しの烙印』など数々の伝説的傑作を監督した鈴木清順。その傑作群の中でも『ツィゴイネルワイゼン』、『陽炎座』、『夢二』の三作品は浪漫三部作と呼ばれ、その絢爛たる映画術 の成熟が頂点を極めた代表作として知られており、発表から40年以上の歳月が過ぎた今なお観ても色あせない魅力を放ち、日本映画界が誇る最高傑作と言っても過言ではありません。絢爛豪華な世界を写し観る者を虜にして放さない清順ワールドが、生誕100年の年に、遂に4 K デジタル完全修復版にてよみがえります。

監督:鈴木清順/出演:原田芳雄、大谷直子、藤田敏八、大楠道代、麿赤兒、樹木希林、真喜志きさ子
1980年/シネマ・プラセット/144分/スタンダード・サイズ/カラー/配給:リトルモア

  • 公式サイト

    http://www.littlemore.co.jp/seijun4k/

  • 公開日

    4月27日(木)まで

  • 上映時間

    4月15日(土)~21(金) 11:00/13:50/16:40
    4月22日(土)~27日(木) 11:10/14:00/16:50 

  • 入場料金

    一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

  • イベント情報

    ■来場者プレゼント

    鈴木清順生誕100年記念『ツィゴイネルワイゼン』ポストカード2種
    +同作品のフィルムコマもプレゼント(限定数)
    ※入場時先着。どちらも無くなり次第配布終了。

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