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ピストルライターの撃ち方

6月30日(金)まで

ここ見捨てんのかよ。
再び原発事故が起きた世界、泥にまみれて、生きる。

ピストルライターの撃ち方

遠くない未来、地方で再び原発事故が起こった。しかしその隣町では一見変化のない生活が続いている。ピストル型のライターで煙草に火をつける残念なチンピラの達也は、ヤクザの下で立入禁止区域の除染作業員をタコ部屋まで運ぶバンの運転手をしている。そんな達也の下に、刑務所に入っていた親友の諒と出稼ぎ風俗嬢のマリが転がり込んできて、行き場の無い3人の共同生活が始まる。達也はヤクザに取り入って、バラバラになっていく故郷や仲間をなんとか食い止めようと行動するが……。

本作は、東京藝大修了作品『しんしんしん』(11)、ndjc2018『サヨナラ家族』(19)などを手掛けた眞田康平が、長年温めてきた企画をカタチにした待望の長編第二作。
再び原発事故が起こってしまった地方を舞台に、金と格差と暴力の中で尊厳を踏みにじられ、行き場もなく明日も見えない人々の、そのやり場のない心情と果たされない儚い想いをありありと映し出した群像劇。
実際に原発の隣町で育った監督が、ありえたかもしれない未来を通して、人間の愚かさの中に僅かな救いや切なさを描き、居場所を探す全ての人々へ向けてこの映画を完成させた。
主演に、眞田組には欠かせない存在であり、瀬々敬久監督作品をはじめ多数の映画や舞台に出演、自身で劇団「狼少年」を主宰する奥津裕也を迎え、中村有、黒須杏樹の3人を中心に総勢800名近くのオーディションから選ばれた実力派キャストが脇を固めた。
東北・仙台をロケ地として切り取られたこの映画は、地方に住む人々の想いを重ねながら、眞田康平の丁寧で繊細な視線に促され、緩やかに、物語へと沈んでゆく。

監督・脚本:眞田康平/出演:奥津裕也、中村有、黒須杏樹 他
2022/DCI scope/カラー/5.1ch/118分 R-15+ 配給協力:Cinemago

  • 予告編

  • 公式サイト

    https://www.pistoluchikata.com/

  • 公開日

    6月30日(金)まで

  • 上映時間

    6月17日(土)~23日(金) 18:40
    6月24日(土)~29日(木) 19:15
    6月30日(金) 21:00

  • 入場料金

    一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

  • イベント情報

    6月17日(土) 18:40の回上映後 初日舞台挨拶

    6月18日(日)~20日(火) 18:40の回上映後 舞台挨拶

    6月21日(水)~23日(木) 18:40の回上映後 キャストによるトーク

    6月24日(土) 19:15の回上映後 トーク
    ゲスト:瀬々敬久さん(映画監督)、奥津裕也さん(本作主演)、小林リュージュさん(本作出演)、眞田康平監督

    6月25日(日) 19:15の回上映後 トーク
    ゲスト:水澤紳吾さん(俳優)、松浦祐也さん(俳優)、奥津裕也さん(本作主演)、中村有さん(本作出演)、眞田康平監督

    6月26日(月) 19:15の回上映後 トーク
    ゲスト:佐野和宏さん(映画監督)、竹下かおりさん(本作出演)、奥津裕也さん(本作主演)、眞田康平監督

    6月27日(火) 19:15の回上映後 トーク
    ゲスト:串田壮史さん(映画監督)、眞田康平監督

    6月28日(水) 19:15の回上映後 トーク
    ゲスト:米倉リエナさん(演出家・アクティングコーチ)、眞田康平監督中止

    6月29日(木) 19:15の回上映後 トーク
    ゲスト:奥津裕也さん(本作主演)、中村有さん、杉本凌士さん(以上 本作出演)、眞田康平監督

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