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山女

8月3日(木)まで

18世紀後半の東北の寒村、
過酷な運命に翻弄されながらもたくましく生きる女性を描く――

山女

©YAMAONNA FILM COMMITTEE

未曾有の⼤飢饉に襲われた18世紀後半の東北の村。先代の罪を負った家の娘・凛は、⼈々から蔑まれながらも逞しく⽣きている。ある⽇、凛の⽗親・伊兵衛が村中を揺るがす事件を起こす。⽗の罪を被った凛は、⾃ら村を去り、禁じられた⼭奥へと⾜を踏み⼊れる。そこで、伝説の存在として恐れられる“⼭男”と出会い、凛の運命は⼤きく動き出す。
本作の監督は、『リベリアの⽩い⾎』(15)ではアメリカに渡るアフリカ移⺠、『アイヌモシリ』(20)では現代に⽣きるアイヌの⼈々と、各地の⺠族にフォーカスを当ててきた福永壮志。アフリカ・リベリアお
よびかつての活動拠点であるニューヨーク、⽣まれ育った北海道に続いて、⻑編3作⽬となる『⼭⼥』の舞台に選んだのは、18世紀の東北の地だ。
⻑い海外⽣活を経て、⽇本や⽇本⼈のルーツへの回帰に⽬を向けた福永監督が⼼惹かれたのは、過去の⾵習や精神性が凝縮された⺠話。中でも柳⽥國男の「遠野物語」に収められた、岩⼿県遠野地⽅に伝わる⺠話に着想を得て、劇作家でNHK連続テレビ⼩説「らんまん」の脚本も⼿がける⻑⽥育恵を共同脚本にむかえ、本作のオリジナルストーリーを作り上げた。圧倒的な⾃然の前ではあまりにも無⼒な村社会、その閉鎖性と集団による同調圧⼒、⾝分や性別における格差、貧しい⽣活を⽀える信仰の敬虔さと危うさを浮き彫りにしながら、⼀⼈の⼥性が⾃らの意志で⼈⽣を選び取るまでを描く。
時代を超えて、⼈智の及ばぬ⾃然を前に、⼈は何を受け⼊れ、何と共存しながら⽣きていくのか。⾃分らしく⽣きること、⼈間らしさとは、何なのか。あらゆる局⾯で多様性が問われつつある今、凛の物語と彼⼥が下した決断は、こだまとなって私たちの明⽇に響く。

監督:福永壮志/脚本:福永壮志、長田育恵/出演:山田杏奈、森山未來 二ノ宮隆太郎、三浦透子、永瀬正敏
2022年/日本・アメリカ/98分/カラー/シネマスコープ/5.1ch 配給:アニモプロデュース

  • 予告編

  • 公式サイト

    https://yamaonna-movie.com/

  • 公開日

    8月3日(木)まで

  • 上映時間

    6月30日(金) 13:00/15:00/17:00/19:00
    7月1日(土) 13:05/15:35/17:50/20:00
    7月2日(日)~7日(金) 13:00/15:00/17:00/19:00
    7月8日(土) 13:15/15:20/17:25
    7月9日(日) 13:15/15:20/17:40
    7月10日(月)~15日(土) 13:15/15:20/17:25
    7月16日(日) 13:15/15:40/17:35
    7月17日(月)~21日(金) 13:15/15:20/17:25
    7月22日(土)、23日(日) 13:15/15:20/19:25
    7月24日(月)~27日(木) 13:15/15:20/19:40
    7月28日(金) 14:40
    7月29日(土) 21:00
    7月30日(日)~8月3日(木) 17:40

  • 入場料金

    一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

  • イベント情報

    ■公開記念舞台挨拶

    7月1日(土) 13:05の回上映後
    ゲスト:山田杏奈さん、二ノ宮隆太郎さん、福永壮志監督
    【料金】1,800円一律(各種前売り券・招待券使用不可)


    ■舞台挨拶

    7月9日(日) 15:20の回上映後
    ゲスト:山中崇さん、川瀬陽太さん、福永壮志監督
    【料金】通常料金(各種前売り券・招待券使用不可)


    ■Q&A付きトークイベント

    7月16日(日) 13:15の回上映後
    ゲスト:福永壮志監督、三宅はるえプロデューサー
    ※エリック・ニアリ プロデューサーは体調不良のため登壇を見合わせることとなりました。ご了承ください。
    【料金】通常料金(各種前売り券・招待券使用不可)

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