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ヨーロッパ新世紀

11月24日(金)まで

ルーマニアの巨星、クリスティアン・ムンジウが描くネオ・ヨーロッパ。
トランシルヴァニアを舞台に繰り広げられる
人間の対立と凶暴性を描く、世紀の問題作

ヨーロッパ新世紀

©Mobra Films-Why Not Productions-FilmGate Films-Film I Vest-France 3 Cinema 2022

トランシルヴァニア地方の村。出稼ぎ先のドイツで暴力沙汰を起こしたマティアスが、この地に戻ってくる。しかし妻との関係は冷めきっており、森でのある事をきっかけに口がきけなくなった息子、衰弱した父への接し方にも迷う彼は、元恋人のシーラに心の安らぎを求める。ところがシーラが責任者を務める地元のパン工場が、アジアからの外国人労働者を迎え入れたことをきっかけに、よそ者を異端視した村人たちとの間に不穏な空気が流れ出す。やがて、そのささいな諍いは村全体を揺るがす激しい対立へと発展し、マティアスやその家族、シーラの人生をも一変させていく……。

ブラム・ストーカーの古典的な恐怖小説「吸血鬼ドラキュラ」の舞台になったことで有名なルーマニア・トランシルヴァニア地方の小さな村を舞台にした群像劇。監督はチャウシェスク政権下のおぞましい社会状況を描いた『4ヶ月、3週と2日』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウ。
村のささいな対立が深刻な紛争へと発展していく様を描きながら、幾多の火種を抱えたヨーロッパ、そして分断された世界の危うい現状を、まざまざとあぶり出した。そして住民が一堂に会する集会所でのクライマックスは、17分間にもおよぶ固定カメラの長回しショットで撮影され、私たち日本人にとっても他人事ではない"壊れゆく世界"の有り様が鮮烈に映像化されている。
ルーマニアの巨星クリスティアン・ムンジウによる、不穏な新世紀の新たな現実と予言の黙示録。
しのび寄る現代ヨーロッパの怖れと狂気はいったいどこに向かうのか――?

監督&脚本:クリスティアン・ムンジウ/出演:マリン・グリゴーレ、エディット・スターテ、マクリーナ・バルラデアヌ 他
2022年/ルーマニア・フランス・ベルギー/カラー/シネスコ/127分/5.1ch/原題:R.M.N/日本語字幕:関美冬 後援:在日ルーマニア大使館 配給:活弁シネマ倶楽部/インターフィルム

  • 予告編

  • 公式サイト

    https://rmn.lespros.co.jp/

  • 公開日

    11月24日(金)まで

  • 上映時間

    10月14日(土) 10:10/12:40/16:00/18:00
    10月15日(日)~20日(金) 10:10/12:40/15:10/20:25
    10月21日(土)~27日(金) 11:55/14:25/16:55
    10月28日(土) 10:10/14:25/16:55
    10月29日(日) 10:10/14:25
    10月30日(月)~11月2日(木) 10:10/14:25/16:55
    11月3日(金) 10:10/14:40/17:05
    11月4日(土)~11月9日(木) 12:20/14:50
    11月10日(金) 12:40/15:10
    11月11日(土) 休映
    11月12日(日)~17日(金) 18:00
    11月18日(土) 休映
    11月19日(日)~20日(月) 18:00
    11月21日(火) 21:00
    11月22日(水) 18:00
    11月23日(木祝) 18:25
    11月24日(金) 18:00

  • 入場料金

    一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

  • イベント情報

    ■初日舞台挨拶+Q&A

    10月14日(土) 16:00の回上映後
    ゲスト:クリスティアン・ムンジウ監督(オンライン登壇)

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