アメリ
12月8日(金)まで
観る人みんなが幸せになる!
2000年代初め、社会現象となった奇跡の映画を
公開当時と同じ35mmフィルムで上映!

Ⓒ2001 UGC IMAGES-TAPIOCA FILM-FRANCE 3 CINEMA-MMC INDEPENDENT-Tous droits reserves
幼いころからひとりぼっち。空想の世界で過ごしてきたアメリはそのまま大人になり、モンマルトルのアパルトマンで一人暮らしをしながらカフェで働いている。バスルームで発見した宝箱を持ち主に返す冒険をきっかけに、誰かを少しだけ幸せにするお節介をコッソリと始めた。そんなある日、アメリは捨てられた証明写真を収集する不思議な青年ニノと出会い、初めての感情に戸惑い始めて……。
フランスでは公開直後から「観る人みんなが幸せな気持ちになれる」と口コミが広がり、当時のシラク大統領やジョスパン首相も観賞した『アメリ』。それまで『デリカテッセン』(91)『ロスト・チャイルド』(95)『エイリアン4』(97)とアーティスティックでダークな世界を得意としたジャン=ピエール・ジュネ監督が、「人々を幸せにする映画を撮りたい」と方向転換。自分が好きなものと幸せの種を埋め込んだのが、パリの下町、モンパルナスを舞台にしたロマンチックコメディ『アメリ』だった。幸せの種は世界中で芽吹き、各地でロングラン・ヒットを連発。2002年には映画界最高峰の祭典アカデミー賞®で外国語映画賞、美術賞など5部門にノミネートされたのだった。
日本公開は01年11月17日。女性ファッション誌やカルチャー誌がおしゃれでかわいい『アメリ』を大々的に誌面で紹介し、庶民的なパリの風景に旅行好きも目をつけ、もちろんジュネファンも最新作に期待してと、公開前から興奮は高まる一方。そして、公開当日。日本での上映館は今はなきミニシアター「シネマライズ渋谷」1館限定で、『アメリ』を待ち焦がれていた人々が朝からスペイン坂の上から井の頭通りまで並び、「観たいのに観られない!」と悲鳴があがった。騒ぎを聞きつけたテレビのワイドショーや男性週刊誌も『アメリ』現象を追いかけて、『アメリ』は社会現象と化していった。その後、北は北海道の旭川、南は沖縄・那覇まで47都道府県、全160館の映画館で上映(再上映含む)されるなど、ミニシアター系映画としては異例の拡大公開を記録したのだった。
今回ユーロスペースでは公開時と同じ35mmフィルムでの上映を行う。このたび新しくつくられたジュネ監督の監修によるデジタルリマスター版も他館で上映されるので、ぜひ見比べてみていただきたい。 時が変わっても色褪せない魅力をスクリーンで楽しもう。
監督・脚本:ジャン=ピエール・ジュネ/出演:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ ほか
2001年/フランス/フランス語/121分/シネスコ/原題:Le fabuleux destin d'Amélie Poulain /日本語字幕:齋藤敦子 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
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公式サイト
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公開日
12月8日(金)まで
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上映時間
11月17日(金) 11:40/14:05
11月18日(土) 11:20/13:45
11月19日(日)~20日(月)11:0010:45/13:25
11月21日(火)10:009:45/12:20
11月22日(水)~24日(金)11:0010:45/13:25
11月25日(土)~12月1日(金) 18:00
12月2日(土)~12月8日(金) 21:00 -
入場料金
一般1,800円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)
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イベント情報
□2週連続来場者プレゼント
・11月17日(金)~ COFFEE BOYさんによるオリジナルイラストポストカードをプレゼント。
・11月24日(金)~ 100%ORANGEさんによるオリジナルイラストポスター(B3サイズ)をプレゼント。
※どちらも無くなり次第終了。