超映画術 vol.1『台風クラブ』
7月25日(木)のみ
これまでにないロング・トーク・ライブ
第1弾は『台風クラブ』幻の作家が登場!
Ⓒディレクターズ・カンパニー
『台風クラブ4K レストア版』などの配給、書籍「作家主義 ロウ・イエ」などの出版。アジア・日本のコンテンツビジネスを行うA PEOPLE(エーピープル)が新たなトークイベント・シリーズを立ち上げる。タイトルは「超映画術」。これまであった単なる上映後のトーク・イベントにとどまらず、90分のロング・トークを展開。
初の開催となる第1弾の出演者は映画『台風クラブ』の脚本家・加藤祐司。1985年の公開以来、全くメディアに登場せず、『台風クラブ』についてひとことも語っていない加藤が90分のトークに挑む。(来場できない方には、1週間後より、トーク部分のみのアーカイブ販売を行う)
1985年、東京国際映画祭でヤングシネマグランプリを受賞した『台風クラブ』。審査員のベルナルド・ベルトリッチが激賞。後に『台風クラブ』は相米慎二監督のマスターピースとなった。その脚本を書いたのが加藤祐司。1957年生まれ。1983年、ディレクターズ・カンパニーのシナリオ公募コンクールで準入選したのが本作のシナリオだった。加藤は当時、東京藝術大学の学生であった。以降に手がけた映画脚本は『教祖誕生』(1992)1作のみ。以降、相米慎二についてのインタビューを受けることもなく、メディアには登場していない。果たして何が語られるのか。
「超映画術」では“課題映画”を事前に発表する。加藤祐司が『台風クラブ』を書くのに影響を受けた映画。脚本家として影響を受けた作品。今回は2本。1本目はフランソワ・トリュフォー監督の『隣の女』(1981)。2本目はガス・ヴァン・サント監督の『エレファント』(2003)。この2本について語る。観ていなくても楽しめるが、観て来ていただければより深くトークを楽しめるだろう。
■上映作品
『台風クラブ 4Kレストア版』
中学校の校庭の一角に夏の名残をたたえてひっそりとプールがある。木曜日。二学期が始まって間もないむし暑い夜。暗闇の中で時おりはねて、坊主頭が見え隠れしている。突然、プールの照明が一斉について、ロックが鳴り出した。歓声をあげてなだれ込んできたのは、水着姿の高見理恵、大町美智子、宮田泰子、毛利由美、森崎みどり。……水の中で山田明が動かなくなっている。慌てた少女たちは人を呼びに田舎道まで走ってくると、同じクラスの三上恭一と清水健がジョギングしているのに出会う。恭一が明に人工呼吸をしているうちに、担任の梅宮が呼び出された。小さな風は、やがてくる台風によって、彼ら少年少女たちを閉じ込め、狂わせていく……。
監督:相米慎二/出演:三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花、三浦友和
1985年/115分
製作:ディレクターズ・カンパニー
提供:中央映画貿易/ダブル・フィールド 配給:A PEOPLE CINEMA
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予告編
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公式サイト
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公開日
7月25日(木)のみ
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上映時間
7月25日(木) 19:00『台風クラブ 4Kレストア版』上映
上映後 トークライブ「超映画術」
出演:加藤祐司
聞き手:小林淳一(A PEOPLE編集長) -
入場料金
1800円均一
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イベント情報