満月、世界
9月21日(土)公開
16mmフィルムで10年かけて子供たちを撮影する
奇跡のプロジェクト『刻』から生まれたオムニバス作品
子どもだって絶望してる。だけどあなたは世界の光。
長編デビュー作『空(カラ)の味』が第10回田辺・弁慶映画祭で弁慶グランプリ・女優賞・市民賞・映検審査員賞と史上初の4冠に輝いた塚田万理奈監督が、地元長野で10年かけて16mmフィルムで撮影中の劇映画『刻』、その制作過程で生まれたオムニバス映画。
すでにロッテルダム国際映画祭2023⼊選(「世界」)など数多くの国際映画祭で上映され、「光の魔法、引き算の美学、詩的な世界」(Filmexplorer・スイス)など絶賛されている。
「満月」:小説を書いたり音楽に没頭したり、自分の世界を持っていながら、過ぎていく日常の中で、懸命に感性を働かせて生きている中学生、満月(ミツキ)の物語。
「世界」:吃音があり作文発表では上手く朗読できないが、世界地図を読んだり洋楽を聴くのが好きな中学生、秋と、やりたくて始めたはずの音楽に焦りを感じている歌手、ゆうみの物語。
[塚田万理奈監督によるコメント]
自分の中学時代から、大人になるまでに感じたものを、残しておきたい、と思い、私の体験を基に、子どもたちが大人になるまでの10年間の物語を書きました。それを撮ろうと思った時、ひとりの子どもと、10年間かけてその物語を追いたい、と思い、10年かけて、ひとりの役をひとりに任せて、撮影することにしました。(『刻』 現在撮影中です。)
その作品に出演してくれる子ども達を探し、色々な出会いを起こしました。
私は私の過去を残したくて、作品『刻』を作ろうと始めました。
けれど、子ども達と出会い、撮影しながら交流していくうちに、今を生きるあの子達、あの子達が生きる未来、それを見つめに生きるようになりました。膨大な可能性を持つ彼らは、その未知な未来に、不安や恐怖を抱いている。絶望も持っている。けれど、その膨大な可能性は、希望です。彼らはこの世界の光です。
彼らの光が残る世界でなければ世界はダメだ。あの光を残さねば。そう思い、彼ら自身から脚本をかいた作品が、この『満月、世界』です。
ただあの子達を見つめただけです。
でも、私は光を見ている。
残れ光。
子ども達。ありがとう。あなた達は世界の光だ。
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予告編
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公式サイト
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公開日
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上映時間
9月21日(土)~23日(月・祝) 11:00/20:40
9月24日(火) 11:00/20:50
9月25日(水) 11:00/20:40
9月26日(木) 11:00/20:50
9月27日(金) 11:00/20:40
9月28日(土) 12:45/20:45
9月29日(日) 12:45/20:55
9月30日(月)、10月1日(火) 11:00/20:40
10月2日(水) 10:45/20:45
10月3日(木)、4日(金) 11:00/20:55
10月5日(土)以降も続映予定 -
入場料金
一般1,900円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,300円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)
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イベント情報
■初日舞台挨拶&ミニライブ
9月21日(土) 11:00の回上映後
ゲスト:玉井夕海さん、上里尭さん[アコースティックギター]、世持桜さん[三線]、柴崎仁志さん[カホン](以上 本作出演)、塚田万理奈監督
■舞台挨拶
9月22日(日) 11:00の回上映後
ゲスト:玉井夕海さん、池田良さん(以上 本作出演)、塚田万理奈監督
9月23日(月・祝) 11:00の回上映後
ゲスト:鈴木史さん(映画監督・文筆家)、塚田万理奈監督