初級演技レッスン
2月22日(土)公開
謎の男との出会いによって、
新たな一歩を踏み出そうとする少年と女性の物語
© 2024 埼玉県/SKIP シティ彩の国ビジュアルプラザ
初長編映画『写真の女』(20)で世界の国際映画祭で40冠を達成し、鮮烈なデビューを果たした串田壮史監督の最新作、『初級演技レッスン』。串田監督は、CMディレクターとして数々の賞を受賞し、監督2作目の『マイマザーズアイズ』(23)でも、イギリス最大のホラー映画祭である「ロンドン フライトフェスト」で《Jホラー第3波の幕開け》と評されるなど、ジャンルを問わず作品を発表し続け、海外マーケットからも注目を浴びている映像作家。
主演は、『ケンとカズ』(11)で観る者に激烈な印象を植え付け、以降、話題作への出演が続き、2023年、24年と2年連続で大河ドラマに出演した毎熊克哉。本作では、静謐な佇まいと暗晦な空気を纏わせた物語
の中心人物となる演技講師・蝶野に扮している。千歌子を演じるのは、『夜明けまでバス停で』(22)、『鯨の骨』(23)、『STRANGERS』(23)など多くの映画作品で活躍する大西礼芳。一晟を期待の若手俳優の岩田
奏が扮する他、串田組常連の鯉沼トキ、永井秀樹らが出演している。
明解な物語展開をする中で、独創的な映像美と自由で大胆な映像表現が織り交ぜられた本作は、観る者をめくるめく不思議な作品世界へと引き込み、邦画・洋画問わず、これまで感じたことのない映画体験を誘発。本作を見終えた後、“映画”に対しての新しい概念が創出されるか、映画という既存の枠組みを拡げることになる。
本作は“若手映像クリエイターの登竜門”SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024のオープニング作品として上映され、大きな反響を呼んだ。
父を亡くした子役俳優の一晟(いっせい)は、ある日学校の帰り道に「初級演技レッスン」と書かれた看板を掲げられた古工場を目にする。恐る恐る中に入ると全身黒ずくめのミステリアスな演技講師・蝶野と出会う。
一晟は蝶野の導くままに、その場で即興演技を実演すると、不思議な体験をするのだった。一方、一晟が通う学校の担任教師・千歌子は、学校で「演劇教育の必須科目化」の是非を迫られていた中、いざなわれるように「初級演技レッスン」の門戸をたたく。千歌子もまた蝶野との出会いによって、想像だにしていなかった奇妙な体験をするのだった。
-
公開日
-
上映時間
-
入場料金
-
前売券情報
-
イベント情報