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オーファンズ・ブルース

2/1(土)~7(金)1週間限定

『オーガスト・マイ・ヘヴン』公開記念 上映!
終末感が漂う終わらない夏、忘却の予感と共に旅路をゆく女
誰かを思い続け、その背中を追う若者たちの姿を映し出した“希望”のロードムービー

オーファンズ・ブルース

夏が永遠のように続く世界で生きるエマ。
最近、物忘れがひどい彼女はノートを手放さず、家にもあらゆるメモを貼っている。 そんなある日、彼女の元に、孤児院時代の幼馴染であり現在行方不明のヤンから象の絵が届く。エマは その消印を手掛かりに彼を探す旅に出た。
道中でエマは、ヤンと同様に幼馴染であったバンに邂逅し、その恋人であるユリとも知り合う。 タヒチへ高飛びする計画が失敗した彼らは、ずるずるとエマの旅についていくこととなる。その一方で、エマはヤンへの思いを募らせ、また自らの記憶の喪失が加速していることを恐れ始めていた……。


「夏は、終ったのではなくて、死んでしまったのではないだろうか?」
異常な高温が続き、誰もが汗ばむある夏の日々を描いた本作は、寺山修司著書の一節から着想された、当時22歳の工藤梨穂監督が手掛けた渾身のロードムービーである。
第40回ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ・ひかりTV賞を獲得後、なら国際映画祭学生部門NARA-waveではゴールデンKOJIKA賞と観客賞をダブル受賞など、数々のインディーズ映画祭を席巻した珠玉の作品。
実際にアルツハイマー病を患っていた監督自身の祖母をモデルにした主人公・エマを務めるのは、『うってつけの日』や『オーガスト・マイ・ヘヴン』などでも独特な存在感を放つ村上由規乃。本作で第19回TAMA NEW WAVEにてベスト女優賞を獲得した。
エマを受け入れ共に生きていこうとする青年・バンのはつらつとした姿を演じるのは、バンド・貉幼稚園でドラムを務めるほか多数のドラマや舞台で活躍中の上川拓郎。エマへ傾いていくバンを振り向かせようとする恋人・ユリに『凪の憂鬱』、『I AM JAM』の辻凪子。ヤンの妻であり、どこか不気味さを感じさせるペンションの女主人・ルカに、『嵐電』、『走れない人の走り方』の窪瀬環。ペンションに滞在する謎の浮浪人・アキを『窓辺にて』、『裸足で鳴らしてみせろ』の佐々木詩音が務める。そして、現在プロ麻雀士としても活躍する吉井優が物語の軸となる人物・ヤンを演じた。
“観る人を日常から連れだしていく映画”を目指した本作。アジアの異国を思わせる中華街や市場、そして鮮やかな新緑の草原など彼らの旅路を彩る様々なロケーションもこの映画の魅力の一つである。
日本の見慣れた街並みから外れた無国籍な世界でやがて明瞭になる「忘れられないこと」や、「忘れゆくこと」、あるいは「忘れられてしまうこと」の絶望の先に、私たちは彼らの愛を、そして希望を目撃する。

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工藤梨穂監督の最新作『オーガスト・マイ・ヘヴン』
2月1日(土)より上映!

詳細はこちら

監督・脚本:工藤梨穂/出演:村上由規乃、上川拓郎、辻凪子、佐々木詩音、窪瀬環、吉井優ほか
2018/日本/カラー/16:9/5.1ch/89分

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://orphansblues.com/

  • 公開日

    2/1(土)~7(金)1週間限定

  • 上映時間

    2月1日(土)、2日(日) 14:05
    2月3日(月)~7日(金) 13:40

  • 入場料金

    一般1,600円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,300円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)

  • イベント情報

    2月1日(土) 14:05の回上映後 舞台挨拶
    ゲスト:工藤梨穂監督、上川拓郎さん(出演)

    2月7日(金) 13:40の回上映後 舞台挨拶
    ゲスト:工藤梨穂監督、辻凪子さん(出演)

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