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LETTERS FROM FUKUSHIMA

2月15日(土)~21日(金) 1週間限定

巨匠タル・ベーラ × 世界の若手映像作家 × 福島

LETTERS FROM FUKUSHIMA

2024年2月、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示対象地域となった福島県内の12市町村を舞台に、タル・ベーラによるワークショップ「FUKUSHIMA with Béla Tarr /福島映画教室2024」が行われた。世界中から集まった若手映画監督が町のなかで自ら題材を見つけ、それぞれの個性を生かした短編映画集『LETTERS FROM FUKUSHIMA』を作り上げた。
そのワークショップの模様をタル・ベーラの愛弟子・小田香が撮影・編集した映画『FUKUSHIMA with BÉLA TARR』も同時期に上映される。


『LETTERS FROM FUKUSHIMA』 各短編詳細

「Nappo」 監督:リン・ポーユー [林柏瑜] 9分
13年の沈黙を破り、再び楽器が奏でられる。福島の子どもたちを小高伝道所に集めたシンガーソングライターのNappo。彼らは歌い、踊り、大地に新しい命を吹き込む。

「庭の壁」 監督:大浦美蘭 28分
浪江町で造園業を営む男性は、震災後に事務所の移転を余儀なくされた。ある日思い立ち、数年手付かずだった事務所の庭づくりを始める。

「ロング・ロング・ヘア」 監督:飯塚陽美 23分
福島県浪江町にある小さな美容店nenで繰り広げられるささやかな会話に、そっと耳を澄ませる。原発事故により避難指示が出されてから13年。大きな過去と続く日常。

「From F」 監督:清水俊平 10分
Fukushima、Family、Female、Future。福島の定時制高校に通うダンサー志望の17歳を主演に描く、さまざまなFに関する物語。

「福島からの手紙」 監督:ロヤ・エシュラギ 27分
「女性、命、自由」はジェンダー平等を求めるイランの社会運動。本作は、福島の3つのシーンを通して、尊厳のために人生を捧げた女性たちに敬意を表している。

「旅客」 監督:シュー・ジーエン [徐芷恩] 28分
2011年の福島原発事故のあと、この地に東南アジアの自動車整備士たちが派遣され…。

「Tale of Cows」 監督:福永壮志  29分
原発事故によって取り残された福島県浪江町の牛たちに起こったことが、牛たちの視点で語られる紙芝居「浪江ちち牛物語」。震災を経験した女性ふたりがその物語を語る記録。


タル・ベーラ・・・1955年生。ハンガリー出身。7時間18分に及ぶ伝説の大作『サタンタンゴ』(1994)をはじめ、デビュー作から世界的に高い評価を得ている。ジム・ジャームッシュ、アピチャッポン・ウィーラセタクンといった映画監督たちに大きな影響を与えてきた。2011年に『ニーチェの馬』で監督を引退した後、映画大学の客員教授を務め、2012年にサラエボに映画学校film.factoryを創設。2016年に閉鎖した後も、現在に至るまで世界各地でワークショップ、マスタークラスを行い、後輩の育成に熱心に取り組んでいる。

監督:リン・ポーユー [林柏瑜]、大浦美蘭、飯塚陽美、清水俊平、ロヤ・エシュラギ、シュー・ジーエン [徐芷恩]、福永壮志
DCP/162分/日本語・英語/日本語英語字幕/2024/日本

  • 公式サイト

    https://2024.tiff-jp.net/ja/lineup/film/37014TBS01

  • 公開日

    2月15日(土)~21日(金) 1週間限定

  • 上映時間

    2月15日(土)~21日(金) 12:30~『LETTERS FROM FUKUSHIMA』/ 15:40~『FUKUSHIMA with BÉLA TARR』

  • 入場料金

    各作品2000円(会員:1800円)
    ※1作品の半券提示で、もう1作品を1500円で鑑賞可能

  • イベント情報

    2月16日(日) 12:30の回上映後 舞台挨拶
    ゲスト:大浦美蘭監督

    2月21日(金) 12:30の回上映後 最終日舞台挨拶
    ゲスト:清水俊平監督

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