正義の行方
2/22(土)~2/28(金) 1週間限定
第98回 キネマ旬報ベスト・テン【文化映画】第1位
受賞記念アンコール上映!
死刑が執行されたいまも多くの謎につつまれた「飯塚事件」
〈真実〉と〈正義〉がぶつかりあう圧巻のドキュメンタリー

©NHK
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る――時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
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木寺一孝監督の『正義の行方』は第98回(2024年)キネマ旬報ベスト・テンにおいて【文化映画】第1位を受賞。さらに、2024年度「新藤兼人賞」の選考対象215作品の中から最終選考監督12名(12作品)にノミネート。そして2024年日本映画ペンクラブ賞において会員選出ベスト5「文化映画ベスト1」を受賞。
これらの受賞を記念して2月22日(土)から28日(金)まで1週間限定でアンコール上映が決定。配信・ソフト化未定の本作、ぜひ映画館でご覧ください。
[木寺一孝監督 受賞コメント]
謎多き飯塚事件を多様な視点から描く『正義の行方』は最後に明確な答えが見つかることもなく、逆に混沌へと導かれるような映画です。性急に答えが求められ、SNSによって簡単にシロかクロか判断される時代の中で、それとは逆行する作品が評価を受けたことは光明を見る思いです。捜査当局の証拠捏造が注目され、司法が変革の時を迎えようとする今こそこの映画をご覧になり、‟人が人を裁く重さ“を体感してもらえればこの上ない喜びです。
監督:木寺一孝
制作協力:北條誠人(ユーロスペース)/プロデューサー:岩下宏之/特別協力:西日本新聞社/協力:NHKエンタープライズ/テレビ版制作・著作:NHK/制作:ビジュアルオフィス・善/製作・配給:東風
2024年/158分/DCP/日本/ドキュメンタリー
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予告編
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公式サイト
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公開日
2/22(土)~2/28(金) 1週間限定
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上映時間
2月22日(土) 12:20
2月23日(日) 12:25
2月24日(月) 11:00
2月25日(火)~27日(木) 12:35
2月28日(金) 12:25 -
入場料金
一般1,900円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,300円/高校生800円(オンラインは900円)/中学生以下500円(オンラインは600円)
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イベント情報
2月22日(土) 12:20の回上映後 舞台挨拶
ゲスト:木寺一孝監督