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トゥ・ランド

4月25日(土)公開

人生に、迷おう

トゥ・ランド

©Hal Hartley / Possible Films, LLC

58歳のジョー・フルトン(ビル・セイジ)は、かつてロマンチックコメディで人気を博した映画監督。今では半ば引退状態で、時間を持て余すのはよくないと、近所の墓地の管理人の仕事に応募する。一方、ジョーの恋人でTVスターのミュリエル(キム・タフ)は、ジョーが遺言書を作ろうとしていると知って終活しているのだと早とちり。ドラマチックな勘違いはたちまち拡散して、ジョーのアパートに友人知人、さらには見知らぬ若者たちまでが押しかけてくる。

1990年代に『トラスト・ミー』(90)、『シンプルメン』(92)など、シニカルでユーモラスで瑞々しい名作を連発し、NYのインディペンデントシーンを象徴する監督となったハル・ハートリー。インディーズ精神を貫き続ける孤高の名匠が、コロナ禍による制作中止という苦難を乗り越えて11年ぶりとなる新作映画『トゥ・ランド』を完成た。
主人公はかつてロマコメで人気を博した映画監督のジョー。60歳を前にしてセカンドキャリアに挑戦したり、弁護士に勧められて遺書作りをはじめたら、恋人や姪っ子が「余命わずかに違いない!」と勘違い。噂を聞きつけた友人や知人たち、さらには見知らぬ輩までもがジョーのアパートに押し寄せてくる。
どこかハートリー自身を思わせる主人公を演じたのはハートリーの代表作『シンプルメン』で主人公兄弟の弟を演じたビル・セイジ。さらに『ブラック・クランズマン』のロバート・ジョン・バーク、「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のイーディ・ファルコらハートリー作品から活躍の場を広げた仲間たちも再結集。
誰もが人生と哲学を語り、飄々としているのにハートウォーミングな、ハートリーにしか作れないドタバタ喜劇。監督自ら「最後の映画になっても構わない」と語るほどの自信作。またハートリーの新作長編が日本で劇場公開されるのは(1999年の『ヘンリー・フール』以来)なんと27年ぶり。

4月11日(土)よりハル・ハートリー監督の特集上映も開催

監督・脚本・製作・音楽:ハル・ハートリー
出演:ビル・セイジ、ロバート・ジョン・バーク、イーディ・ファルコ、キム・タフ、ケイトリン・スパークス

配給:ポッシブルフィルムズ
配給協力:ユーロスペース、Gucchi's Free School

1.78:1/5.1chサラウンド/2025年/アメリカ/74分/英語/原題:Where to Land

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