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あのひと

5月28日(土)公開

織田作之助が戦中に書いたとされる脚本が大阪で発見され、映画化!

あのひと

戦争末期。戦死した部隊長の遺児「小隊長」を育てている4人の帰還軍人たち。やがて戦局は厳しくなり、帰還軍人たちは「大晦日に戻る」と言い残して、軍需産業の工場に働きに出る。代わりに4人の女性が住み込んで一人残された遺児を育て始める。4人の男女はそれぞれ胸の中に秘めた「あのひと」を思って、再会の日を楽しみにしていた。…隙あらばお見合い写真を撮って男女を結婚させようとする謎の写真家に、灸院を営むおトラばあさん、元板前の居候・鶴吉など個性あふれる街の人々と、「小隊長」を中心とした戦時下の奇妙な共同生活を、時にユーモラスに描く意欲作。

第二次大戦末期の昭和19年に書かれた映画脚本『あのひと』が、2012年に大阪の中之島図書館で発見され、文豪・織田作之助が書いたものと専門家によって認定された。松竹大船撮影所で製作予定だったが、おそらく軍部の忌避にあい、実現しなかった幻の作品『あのひと』が、70年の時を超えて映画化!監督は、『武士の一分』(山田洋次監督)、『珈琲時光』(侯孝賢監督)など数々の傑作のプロデューサーを務めてきた山本一郎。本作が長編監督デビューとなる。織田作之助の脚本をほぼ一字一句変えず、独自の解釈であえてモノクロ/スタンダード・サイズを採用し映像美を追究。キャメラマンの佐々木原保志(『その男、凶暴につき』『ゲゲゲの鬼太郎』他)を筆頭に、稀有な企画である本作ならではのスタッフが結集し、山本一郎監督の世界観を映像化している。出演は、田畑智子、神戸浩、『太秦ライムライト』を製作した大野裕之率いる劇団とっても便利のメンバーに、福本清三、峰蘭太郎ら。撮影は、2013年夏に、京都の松竹撮影所で行われた。

監督:山本一郎/出演:田畑智子、神戸浩
2014年/日本/モノクロ/スタンダード/87分/デジタル/配給:劇団とっても便利

  • 予告編

  • 公式サイト

    http://www.benri-web.com/anohito/

  • 公開日

    5月28日(土)~6月17日(金)

  • 上映時間

    5月28日(土)、29日(日) 10:00/21:10~22:45
    5月30日(月)~6月3日(金) 21:10~22:45
    6月4日(土)、5日(日) 10:00/21:10~22:45
    6月6日(月)~10日(金) 21:10~22:45
    6月11日(土)、12日(日) 10:00/21:10~22:45
    6月13日(月)~17日(金) 21:10~22:45

  • 入場料金

    一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円

  • イベント情報

    ■舞台挨拶
    5月28日(土)21:10の回上映前 ゲスト:橋本一郎さん 聞き手:大野裕之さん
    5月29日(日)21:10の回上映前 ゲスト:山本一郎監督
    6月1日(水)21:10の回上映前 ゲスト:山本一郎監督、榎望さん(プロデューサー)、多井一晃さん(出演)、大野裕之(出演・企画協力) 
    ※上記以外も、ほぼ全日程で山本一郎監督の挨拶を予定しています

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