長谷川和彦 革命的映画術
7月9日(土)公開
私たちは、まだ「映画作家 長谷川和彦」を知らない
その凄さを。その深さを。その哀しみを
(c)1976 今村プロ/東映
時代に、社会に、組織に反逆し続ける男たち。そんな若者たちの闘いを、タブーなき鮮烈な物語で描き出し、1970年代後半、映画界に革命を巻き起こした男、長谷川和彦。それは日活ロマンポルノ『性盗ねずみ小僧』の脚本から始まった。『濡れた荒野を走れ』、『青春の蹉跌』、『宵待草』。こうした脚本家としての優れた技量と才能を磨きつつ、『青春の殺人者』で監督デビュー。衝撃的なストーリーながら、映画に暗さは微塵もない。犯罪でも殺人でも悲劇でもなく、物語はその先に突き抜けた“ある解放”にたどり着く。監督第2作『太陽を盗んだ男』。中学校の教師が原子力発電所に侵入しプルトニウムを強奪、原爆を製造し、警察や政府に戦いを挑む。長谷川和彦の「革命的映画術」とは、映画という自己との戦いの果てに、自ら答えを見出すこととも言えるだろう。
■上映作品
『青春の殺人者』
監督:長谷川和彦/原作:中上健次/脚本:田村孟
出演:水谷豊、内田良平、市原悦子、原田美枝子
1976年製作/132分/R15+
『太陽を盗んだ男』
監督:長谷川和彦/原案:レナード・シュレイダー/脚本:レナード・シュレイダー/長谷川和彦
出演:菅原文太、沢田研二、池上季実子
1979年製作/147分
『青春の蹉跌』
監督:神代辰巳/原作:石川達三/脚本:長谷川和彦
出演:萩原健一、桃井かおり、檀ふみ
1974年製作/85分
『宵待草』
監督:神代辰巳/脚本:長谷川和彦
出演:高橋洋子、高岡健二、夏八木勲
1974年製作/96分
『濡れた荒野を走れ』
監督:澤田幸弘/脚本:長谷川和彦
出演:地井武男、山科ゆり、川村真樹
1973年製作/73分
『性盗ねずみ小僧』
監督:曽根中生/脚本:長谷川和彦
出演:小川節子、五條博、森竜哉
1972年製作/67分
『夢二』
監督:鈴木清順/脚本:田中陽造
出演:沢田研二、坂東玉三郎、毬谷友子、長谷川和彦
1991年製作/128分
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公式サイト
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公開日
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上映時間
7月9日(土) 18:00『太陽を盗んだ男』/21:45『性盗ねずみ小僧』
7月10日(日) 18:30『青春の殺人者』/21:00『青春の蹉跌』
7月11日(月) 18:30『夢二』/21:00『宵待草』
7月12日(火) 18:30『太陽を盗んだ男』/21:15『性盗ねずみ小僧』
7月13日(水) 18:30『青春の蹉跌』/20:15『夢二』
7月14日(木) 18:30『濡れた荒野を走れ』/20:00『宵待草』
7月15日(金) 18:00『濡れた荒野を走れ』/19:30『青春の殺人者』 -
入場料金
一般1300円/学生・会員・シニア1100円
※7月9日(土)18:00、15日(金)18:00の舞台挨拶回は2200円均一 -
イベント情報
■トークショー
7月9日(土) 18:00『太陽を盗んだ男』上映後
ゲスト:長谷川和彦監督、岩井俊二さん(映画監督)
7月15日(金) 19:30『青春の殺人者』上映後
ゲスト:長谷川和彦監督、水谷豊さん