井口奈己監督特集

7月20日（土）～7月26日（金）

超・緊急開催！！
初長編『犬猫（８ミリ）』から最新作『左手に気をつけろ』まで…

©2021ナミノリプロ

井口奈己監督の長編 全５作品の特集上映を開催します。
当館での公開時も話題を呼び、現在全国ロードショー中の『だれかが歌ってる』/『左手に気をつけろ』もアンコール上映。
多くの方が井口監督の作品と新たに出会う（またはあらためて・・・・・出会いなおす）機会になればさいわいです。
ぜひスクリーンで観る“井口ワールド”におどろいてください。

■上映作品
・犬猫（８ミリ）
・犬猫（35ミリ）
・人のセックスを笑うな
・ニシノユキヒコの恋と冒険
・こどもが映画をつくるとき
・左手に気をつけろ/だれかが歌ってる


『犬猫（８ミリ）』
2000年／日本／84min／8ミリ＆BD上映予定
監督:井口奈己
出演:小松留美、塩谷恵子、鈴木卓爾、川原啓介、阿部美奈子、小林花よ、矢口史靖、猫田直、内屋敷保、関口里織
撮影・録音:鈴木昭彦/制作:佐野久仁子　配給:ナミノリプロ

『犬猫（35ミリ）』
2004年／日本／94min／35ミリ上映
監督・脚本:井口奈己
出演:榎本加奈子、藤田陽子、忍成修吾、小池栄子、西島秀俊
撮影:鈴木昭彦/音楽:鈴木惣一朗　配給：ビターズ・エンド

幼馴染ながら、微妙に仲の悪いヨーコとスズ。中国へ留学するアベチャンの留守宅を預かることになったヨーコのもとへ、スズが転がり込んできた。危なっかしくも穏便に始まった一軒家での２人暮らしは、ヨーコが密かに想いを寄せている三鷹君とスズが偶然知り合い、ちゃっかり部屋に招待したあたりから雲行きが怪しくなっていくのだった。部屋を出ていくヨーコ。部屋に残るスズ。それぞれ別々に長い夜を過ごす２人。果たして同居生活の行く末は……。本特集では、自主制作の初監督作品かつ８ミリ映画作品ながら異例のレイトショー公開で話題を呼んだ【８ミリ版】と、セルフリメイクした商業映画監督デビュー作品【35ミリ版】の両方を上映する。
☆『犬猫(８ミリ)』は7月20日(土)のみ８ミリプリントで上映‼


『人のセックスを笑うな』
2007年／日本／137min／35ミリ上映
監督:井口奈己
出演:永作博美、松山ケンイチ、蒼井優、忍成修吾、市川実和子、藤田陽子、MariMari、あがた森魚、温水洋一、桂春團治　
原作:山崎ナオコーラ「人のセックスを笑うな」（河出書房新社刊）　製作・配給:東京テアトル
19歳の美術学校生のみるめ。ある日、絵のモデルを20才年上の講師ユリに頼まれ、恋におちた。初めての恋に有頂天のみるめだったが、実はユリは結婚していた――恋する切なさ、楽しさ、滑稽さを、丁寧に映し出し、観るものすべての胸をしめつける、せつなさ100%の恋愛映画。


『ニシノユキヒコの恋と冒険』
2014年／日本／122min／DCP上映
監督・脚本・編集:井口奈己
出演:竹野内豊、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、中村ゆりか、麻生久美子、阿川佐和子
原作:川上弘美「ニシノユキヒコの恋と冒険」（新潮文庫刊）/撮影・効果・整音:鈴木昭彦/音楽:ゲイリー芦屋　配給:東宝映像事業部
ルックスもよく、仕事もでき、セックスもよく、女には一も二もなく優しい。そして、女に関して懲りることを知らず、真実の愛を探してさまよったニシノユキヒコ。彼の周りにはいつも魅力的な女性たちがいた。そして、ニシノは彼女たちの欲望をみたし、淡い時を過ごすのだが、女性達は、最後には必ず自らニシノのもとを去ってしまう……。彼を取り巻く女性たちの思い出から、真実の愛を探してさまよったニシノユキヒコの美しく切ない人生が浮かび上がる。


『こどもが映画をつくるとき』
2021年／日本／116min／DCP上映予定
監督・撮影・編集:井口奈己
撮影・仕上げ:鈴木昭彦/撮影:真弓信吾/録音:城野直樹、坂元就/音楽:木村恵太郎
プロデューサー:石田達也（JLYpみやざき実行委員会）、臼井省司（宮崎映画祭実行委員会）/プロデューサー・撮影・編集:増原譲子（ナミノリプロ）　制作・配給:ナミノリプロ
コロナ禍の2020 年 12 月に宮崎で開催されたワークショップ「こども映画教室」。そこに参加した初対面の12 人のこどもたちが、 ３日間で映画をつくり、上映するまでの姿を追いかけた、こどもが主役のドキュメンタリー。井口監督初のドキュメンタリー作品。


『左手に気をつけろ』
2023年／日本／43min／DCP上映
監督・脚本・編集:井口奈己
出演:名古屋愛、北口美愛、松本桂
撮影・仕上げ:鈴木昭彦/音楽:Yuke Myras、大滝充
制作プロダクション:合同会社ナミノリプロ　製作・配給:一般社団法人文化振興ネットワーク
20XX年。世界では左利きを媒介するウイルスが蔓延し、こども警察による厳しい取り締まりが行われていた。行方不明になった姉を探す神戶りんは、その足取りを追うなかで“運命の人”と出会い「世界を変えていく」と意気込んでいくのだが……。

〇併映『だれかが歌ってる』
2019年／日本／30min／DCP上映
監督・脚本・編集:井口奈己
出演:森岡未帆、川井優作、秋谷悠太、北口美愛、細海魚、新居昭乃、山口一郎
撮影・仕上げ:鈴木昭彦/絵:山口一郎/音楽:細海魚　配給:ナミノリプロ
いつもの街角、どこからともなく聴こえるメロディ。何気ない日常のなかで重なる「偶然」が人の想いを繋いでいく。『こどもが映画をつくるとき』そして『左手に気をつけろ』へと続いていく、井口奈己監督が自身の持つ興味の本質を模索するかのような根源的作品。

協力：一般社団法人文化振興ネットワーク、ナミノリプロ、東京テアトル、東宝、ビターズ・エンド

• 『こどもが映画をつくるとき』予告編

• 公開日

  7月20日（土）～7月26日（金）

• 上映時間

  7月20日(土)　16:00『犬猫（８ミリ）』☆/18:15『犬猫（35ミリ）』
  7月21日(日)　16:00『こどもが映画をつくるとき』/18:20『左手に気をつけろ』
  7月22日(月)　15:00『人のセックスを笑うな』/17:45『ニシノユキヒコの恋と冒険』
  7月23日(火)　16:00『犬猫（35ミリ）』/18:00『こどもが映画をつくるとき』
  7月24日(水)　15:00『ニシノユキヒコの恋と冒険』/17:30『人のセックスを笑うな』
  7月25日(木)　15:00『左手に気をつけろ』/16:35『犬猫（８ミリ）』/18:20『犬猫（35ミリ）』
  7月26日(金)　16:00『こどもが映画をつくるとき』/18:20『犬猫（８ミリ）』
  
  ☆この回のみ『犬猫（８ミリ）』をオリジナルフォーマットの８ミリプリントで上映!!

• 入場料金

  一般1,600円／大学・専門学校生1,400円／会員・シニア1,300円／高校生800円（オンラインは900円）／中学生以下500円（オンラインは600円）
  
  ※『左手に気をつけろ』/『だれかが歌ってる』のみ　一般・シニア・大学専門学生1400円／会員割引対象外
  

• イベント情報